ライターは推敲するときに何を見ているか?

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ただいまブックライティングの原稿が大詰めで、編集者さんに確認してもらい、指摘されたところは加筆修正し、今週前半は全体を通して変なところがないか、推敲をしていました。

甘いもの食べ、テンションを上げて仕事

推敲をするとき、私は画面でチェックをせず、プリントアウトをして紙の上で確認します。

ブックライティングの原稿は、10万字が目安と言われていますが、今回私が書いたのは、5万5000字ほど。

通常の半分の量ですが、プリントアウトしてみるとA4用紙 85枚分にもなり、ひととおり目を通すだけで大変…!!

プリントアウトするわけは、読者が読むのは紙に印刷された状態なので、同じ状態で確認してみるという意味もありますし、紙に印刷すると、画面では気が付かなかった間違いにも気付けることがあるからです。

書いているときと違う状態でチェックすると、見落としがちな間違いも見つけやすいので、推敲するときはスマホで見直したり、iPadで見たり、紙で見たり、いろいろしています。

このメルマガの原稿もデスクトップで一度書き終わってから、スマホにメールして確認しています。

で、推敲するときに私が何を確認しているかというと。

・誤字脱字はないか
・分かりにくい表現はないか
・同じ表現を繰り返していないか
・表記統一はできているか
・不要な部分はないか(あれば思い切って削る)

です。

あと、一番大事にしているのが

文章のリズムを整えること。

文章のリズムが悪いと読みづらくなって、読むの面倒くさいなぁとなってしまうし、読みづらくなると理解するのも難しくなるので、最後はとにかくリズムが良くなるように整えています。

リズムを良くするというのは、文章を声に出して読んだとき、突っかかるところがないかを確認して、あれば一文を短くしたり、(、)を入れたり、語尾の表現を変えたりすること。

昨日のうちに47枚分は読んだので、今日は残り約38枚。
推敲したら、編集者さんに提出します。

これで修正は最後となればいいなぁ。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。