繊細さんがライターに向いている理由。

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自分が繊細さんだと気がついてから
実は、この気質がすごくライター業に
活かせていたんだなと気付きました。

それまでは、繊細で内向的な性格って、
暗くてちょっと面倒くさい奴みたいな、
ネガティブなイメージがあって。

感受性が強いというのも
損な性格だなぁと思っていたのですが…。

実はそんな気質がめちゃくちゃ
生かせていたからこそ
ライターとして16年仕事が途切れることなく
活動を続けてこられたのかもしれない…
と、最近は思います。

繊細さんの気質として

●共感性が高い

が挙げられますが
インタビューのとき、原稿を書くとき
この気質はとても役に立ちます。

言語化されていない相手の気持ちも
分かってしまうので
それを原稿に盛り込むことで
「そうそう、こういうことが言いたかった!」
と、喜んでもらえる記事が書ける。

クライアントが望むことが分かるので
言われていないことでも
先回りして作業することで
ここまでしてもらえるなんて!
と、これまた喜んでもらえる。

ただ、ここで気を付けないといけないのが
共感しすぎて、自分がなくなってしまう、ということ。

相手の気持ちが分かりすぎるくらい
分かるので、自分の気持ちを
置き去りにしてしまって
相手のために尽くしてしまう。

なのに…どれだけやっても
ギャラは上がらなかったり、
やって当然という態度の人がいたりして
結果、消耗する…
ということを私は何年もやっていました。

疲れ果てた私に光が差したのは
内向型や繊細さんの本に出会ってから。

内向型で感受性の高い私が
どんな考え方を持って振る舞えばいいのか、
知識を身に付け行動を変えてからは
すーごく生きやすくなりました。

共感できるのはいいことだけど
大事なのは、

◎自分の気持ちもちゃんと把握しておく
◎自分と他人の境界線を引く

この辺りができるようになると
純粋に気質が活かせるようになってきた気がします。

短所は見方を変えれば長所になりうるし
その逆もあるわけで。

今はようやく、この繊細という気質とも
上手に付き合えるようになったんじゃないかなぁと思ったりします。

繊細さんと気付いた頃の過去記事
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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。