「不登校=悪」と思い込んでいた話

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先日から、ぼちぼち小1の娘が小学校に行きたくないという日がある。

こないだは無理やり行かせたけど、先週の金曜日は休みにしてみた。

娘が行きたくないと泣くことが、私はすごくショックだった。

なんとか無理やりにでも粘って行ってくれないかと思い、学校の近くまで一緒に行って押し問答したけど、この日はどうしても無理だったので、諦めて連れて帰ってきた。

そういえば、お友だちの赤坂美保さんのお子さんも不登校気味で、noteを書いていたよなぁと思い出し、藁をもつかむ気持ちで読ませてもらった。

読んで、とても勇気づけられた。

美保さんが書いてたように、「人の期待に応えよう」とばかりしなくて、「学校行きたくない」って言えるだけ、娘は偉いなと思って。

私は子どもの頃「行きたくない」って言えなかったから。

親にどんなに強く行け!と言われても、「休みたい」と言える娘は偉いんじゃないかと思ったし、休ませてあげられた私もえらいなって思って、心を落ち着けた。

それにしても娘が学校に行かないということで初めて

学校行かない=悪


の思い込みが、すごいことに気が付いた。

「学校とは、何が何でも行かないといけないところ」と、強烈に思い込んでる自分に驚いた。

これは死ぬなと思った。

いじめられても、先生が嫌でも、心を殺してまで行くべき。みたいな思い込みがすごい。

「学校行きたくないなら、行かなくていいじゃん」って、頭では思っていたのに、いざ、娘に行きたくないと言われたら、こんなにも拒否反応を起こしてしまう自分。

それほどまでに「学校は行くべき!」「集団生活できない人は、ダメ人間」みたいな刷り込みがなされていること、本当に怖い。

学校を休んだ娘は、罪悪感があったのか、ふだんはしないお手伝いも積極的にしていた。

なんで行きたくないの?と聞いたら、先生の指導が嫌だったとのこと。音楽の授業か? 娘としては一生懸命手を叩いているのに、先生からもっと大きな音を出すように言われて、それが嫌だったとか。金曜日はその授業があるからいやだったみたいで、月曜日の今日は、あっさり学校に行ってくれた。

先生の声かけ、難しいな。

娘は絵を描くことが大好きなのに、学校の授業で絵を描くと、もっとこうしたら?ああしたら?と言われるのが嫌で、結果、「絵を描く授業が嫌い」と拒否反応を示すようになった。せっかく絵を描くことが大好きなのに。

娘が学校に行かなかった朝、1人で抱え切れずFacebookに投稿したら、いろんな人がコメントをしてくれたのが、とても嬉しかったし、勇気づけられた。

まぁ、学校行きたくない日もあるよね。

少なくとも、心を壊してまで行くところではない。

なんかいろいろ気付きのある出来事だった。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。