呪文のように唱えてみようかなぁ…「今だけ今だけ」。

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この週末は、保育園の懇談会と学童の打ち上げと、
いろいろなお母さんと話す機会がたくさんあって、とてもよかった。

保育園の懇談会。大勢の前で(といっても、10人くらいだけど)
子どもの様子を話さなければならず、人前で話すことが苦手な私は毎回とても憂鬱なのだけど、
行ったら行ったで、ほかのお母さんも悩んでるんだな、私だけじゃないんだなって思って
とても勇気づけられて、あぁ、行ってよかったと思うのです。

娘1歳3ヵ月。もう離乳食というより普通食になってるのだけど、
毎回あんまり食べてくれなくて、それが悩みなのだけど、
他のお母さんも同じように苦労しているみたいで、ホッ。

私の悩みを受けて保育園の先生が
「ご飯ちゅうに童謡を歌ってあげたら気分が良くなるのか
食べてくれましたよー」とアドバイスをくれ、
他のお母さんには
「●●ちゃん頑張れ、●●ちゃん頑張れって、
手を叩いて応援してあげたら食べてくれましたよ(笑)」な
どなど、
先生もいろいろ工夫して食べさせようとしてくれてることにジーンときたり。

いい先生たちに見守ってもらってるんだなと嬉しい気持ち。

同じく卒乳のタイミングで悩むお母さんともお話できて、
ま、話したからといって卒乳問題は特に解決もしなけりゃ、前進もしないけれど、
同じ立場の人と共感しあえるだけで、心がとてもいい状態になれる気がする。

学童の集まりでは、高校生や大学生の子を持つ先輩お母さんたちの話に聞き入り。
小学校は6年間もあるからまだ長く感じるけど、中学校に入ったら3年しかないし、あっという間。
もう親なんて、ご飯を作ってくれる人、お金をくれる人という認識でしかないよ(笑)って。 

一緒に過ごせるのも、甘えてきてくれるのも、今だけ今だけ。

そう、今だけ今だけ。と思うと「もう勘弁してよ」って思いながらしてる息子の寝かしつけも
いつか懐かしく思える日がくるのだろうとガマンできるし、
おかあさーん、おかあさん、おかーさーんって息子に5秒に一回くらいは
呼ばれているような気がしてホントうんざりすることも多いんだけど、
それも懐かしくなる日が来るんだろうなーって思って
イライラを抑えられたり抑えられなかったり。

北欧、暮らしの道具店のWEBサイトにこの週末アップされていた
大平一枝さんの子育てエッセイもすごく面白くて、
なんだかいろいろ育児について考えた週末だったのでした。

大平さんのエッセイでいたく共感したところ。

0歳と4歳の新米母時代はとくに、毎日がよれよれだった。~中略~
そんな日々なのに、雑誌を見ると梅を漬けてみようとか、

天然酵母のパンを焼いてみようとか、素敵なお母さんが目白押しなのである。
私は”お母さん偏差値”が低いなぁと、気持ちがしぼんだ」

そうそう。 



この写真は、いつの間にか仕事部屋の引き出しをあけ、朱肉で遊んでいた娘。



今週は家にこもって原稿書きウィーク。
原稿書きに欠かせないコーヒーのお供に、バタークッキーを焼いてみたり、


レモンシロップを作ってみたり。

どちらもやる前は気が重く(やりたいのだけど)
けどいざやってみたら、30分とか1時間で作業が完了してしまい、
いとも簡単で気が抜けるほど。

さて、先週の取材ウィークでたまった原稿、1つずつ仕上げていきます。 

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。