育児エッセイ(05)「これもまた修行?」+ライターとしてどうしても譲れなかったこと。

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小冊子「花園」のエッセイ、昨年の8月号では、
お坊さんの有難~い言葉をヒントに、
育児について考えてみました。 

文中にある「させていただく」という考え方は、
育児に限らず、いろいろな場面でホント気分を楽にしてくれるので、オススメです。

お坊さんのお話って、本当に素晴らしいなぁって思いました。
書くのが難しくって悩みまくって書いた中でも私はわりと気に入っている回なので(笑)
ぜひ読んでみてください。

↓クリックしたら拡大表示に。

妙心寺発行:月刊誌『花園』7月号(2012.8.1)掲載 

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で、このエッセイを書いた後、印刷前に実はひと悶着ありました(^^ゞ

本文中の「させていただく」という表現が、「人に~させる」という使役にとらえられるから
変更してほしいと先方から申し入れがあったのです。
え、だってお坊さん本当にその通りに話してたよ?(実際はもっと丁寧に伝えていますが)

と伝えても納得してもらえず、編集の人の提案によって、いったんは
「させていただく」から「できることがありがたい」という大仰な言い方に替えました。
が、読んでいただければ分かると思いますが、
このエッセイの一番の肝は、「させていただく」という表現にあったので、
私はどうしても納得がいかず。

悩んで悩んで、考えた末に、決死の覚悟で編集の人に
「もし、この表現で掲載できないのなら、載せないでほしい。別のエッセイを書きます」
とお願いしたら、そこまで思い入れがあるなら…といった感じであっさり許可が下りました(笑)

え? いいの?じゃあなんでダメって言ったの?
って…なんかもう…ぐったり。

他のライターさんもきっとそうだと思いますが、
どんな媒体の文章であっても、提出した際に
「絶対これが一番いい表現だ!」と思って書いていると思います。

「てにをは」の使い方、句読点の場所、漢字で書くのか片仮名にするのか、
改行の位置、 言い回し、文章のリズム感…

どれも推敲して(私はたいてい一晩寝かせます)考えて、読み直して
そうして書き上げた文章を提出しているわけで、
それをあっさり朱を入れてきたりするその感覚に、私はもう何というか…。

まぁ、このときだけに限らず、朱が入るのはよくある話。
商業としてのテキストなら、先方の意向に沿わなければ、仕事として成立しないし。
エッセイじゃなければ、ここまで頑固にならなかったのかなぁとは思いますが。  

本当に自由に書ける媒体なんて、ないわけで。
このブログと「ことり会だより」で、
私は思い切り自由に書きたいことを書いているというわけです(笑)

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

\京都ライター塾を主宰/

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