SDDという活動をご存知でしょうか。
SDDとは、STOP DRUNK DRIVINGの略で、
この世の中から、飲酒運転をなくそうというプロジェクトだそう。
昨年、SDDの活動の一環である大阪城ライブに行った際、
FM大阪の方と知り合う機会がありました。
で、そんなご縁から今週の日曜日にFM大阪で
「SDD全国こども書道コンクールアワードセレモニー」
という、書道コンクールの優秀賞が選ばれるイベントがあるのですが、
わたくし、そのセレモニーでちょこっとお話をするパネリストとして呼ばれ、
小学生の前でお話をすることになりました。
私は、妹を飲酒運転による事故で亡くした立場で
当日、DJの森裕子さん(めちゃキレイな方なんですけど!)から質問をされて、
お話をするという流れなのですが…。
こんな質問をしますよ、と事前にお知らせいただいたものに
どのように答えようかなと今日考えていたら、
考えているだけで、すでに涙が出そうになっているという。
エッセイなんかで、妹のことを文章にするときは
いくら泣きながら書いていたって、読み手には一切分かりませんが、
お話しするとなると、泣いているのも言葉が詰まっているのも、
何もかも分かってしまう…。
人前で妹のことを話すということが、急に恐ろしくなって、
何だかもうアタフタしています、心の中が。
話すのはわずか15分ほどなんですが、泣かずに話せるか、私。
なんてことをツイッターでつぶやいたら、
>何年経っても冷静に話せない、ていう状態があるからこそ当事者だと思う。
>その場で泣いても構わないと思いますよ。
>どう応えても遺族の想いは伝わるはず!そのままで!
って、息子と保育園が一緒の友人が励ましてくれて、ちょっと勇気が出ました。
私が話すことで何かちょっとでもいい方向に物事が運べばいいかなぁと思います。
それにしても私の父も母も、飲酒運転撲滅のため
各地で娘が死んだことを話し、講演してまわっていますが、
こんなつらいこと、よくできるなと改めて思います。
母に「講演中、何で涙出ないの?」と聞いたら、
「感情が麻痺してしまって、もう涙も出ない」と言われ、何か妙に納得したり。
というわけで、日曜日FM大阪に行ってきます。
ミーハーなので、誰かに会えやしないかと楽しみだったりしますが。
そのとき様子は、3月3日(月)夜7時~7時55分まで、
特別番組としてFM大阪で放送されるそうです。
またその時になったらお知らせしたいと思います。