雑誌「婦人画報」の撮影でいつもお世話になっている巨匠カメラマン・久保田康夫さんにお声がけいただき、御所西にある由緒ある建物「弘道館」でのお茶会に行ってきました!
京都に誕生する新なスイーツブランド「RAU(ラウ)」
「RAU(ラウ)」とは、3人のパティシエからなるスイーツ研究室(ラボ)のこと。12/9に京都高島屋の南側にオープンする「GOOD NATURE STATION」内にできるパティスリー&カフェでもあり、この日は3人のパティシエが、これまで研究してきたことを発表する場としてお茶会が設けられました。
「気軽なお茶会」と聞いて行ったら、こんなすごい会場に通されてしまい、お茶の作法を全く知らない私は緊張のあまり一回帰りたくなりました(笑)
この日はまず、製菓材料としての「カカオ」ではなく、カカオが生産されるその背景も知りたいとコスタリカまで行ってきたというお話や、カカオを育てるコスタリカのブリブリ族(名前のインパクト強すぎ)のお話など聞かせてもらいながら、実際にカカオをすりつぶす工程も見せてもらいました。
すりつぶされるほどに、カカオのいい香りがただよう室内。
摩訶不思議な「カカオ茶会」
このお茶会は、「カカオ茶会」と銘打ったラボの研究発表会の場ということで、なんと!お茶会ではカカオのお濃茶が登場!
まったりと濃厚なのですが、甘すぎず飲んだ後はすっきり。おいしい!!!3人で飲み進めなければいけないのですが、危うく一人で全部飲み干しそうになりました。
次に和菓子の変わりに登場したのが、柿を使ったスイーツ。まわりは薄いチョコレートでコーティングされており、割るとムースのような生地。薫製の香りをつけるなど、洋菓子にはない、和菓子の要素を取り入れたとのこと。発想がものすごくおもしろい。
秋を思わせる一皿。
お濃茶に続き、カカオの薄茶。シナモンなどスパイスが利いていて、チャイのような感覚。
お店に登場するお菓子たち
3人で研究を重ね、生まれたという生菓子は、どれも見目麗しく、インスタ全盛の時代にやはり写真に収めずにはいられない。
もうまるきり竹にしか見えないのだけど、これも商品のお菓子のひとつだそう。型からこだわって作り、リアリティーを追求したとのことで、作る過程でものすごいケンカしたという話が面白かった…!
なんかパティシエ3人が、あーでもいこーでもないと、おいしいお菓子を追求するお話を聞いていたら、今話題のキムタクのドラマ「グランメゾン東京」を思い出し、これはまさに京都パティシエのグランメゾンじゃないか!目指せ三つ星的な!と一人興奮していたのでした。断然!食べてみたい!!
こちらもアジサイをイメージしたお菓子。美しい。食べたい。実物を見てみたい。
洋菓子でもない和菓子でもない、研究に研究を重ね作られたお菓子。
赤い壺のような形のケーキは、野原で紅茶を楽しむ女性からイメージして作られたのだとか。どんな味なんだ!なんかもう、一つひとつに込められたストーリーが面白すぎて、いつまでもお話を聞いていられそうでした。
秋真っ盛りの弘道館
弘道館の和室にはマリー・ローランサンのお軸がかかっていたり(そんなのがあるのね!?)、お庭の紅葉が美しかったりと、最高の空間での最高に楽しい時間。
GOOD NATURE STATIONのオープンは12/9。店頭で早く実物を見てみたいっ!