怒濤の11月前半備忘録〜「失敗がいっぱい」オザケンのライブチケット紛失したまま、東京へ行ってきた話〜

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11月前半、ここ数年で一番予定が詰まっていたのではないかというくらいに忙しくて、まさに忙殺されていた。

11月に入ってすぐ「なんか私、忙しいかも」と思って、予定を書き出してみたら、想像以上に予定が詰まっていて絶句したある日。

この前日にはすでに取材3件行っており、同時期に息子は、おたふく風邪にかかるという…なんかもうすでにぐっちゃぐちゃ。私はいったいいつ原稿を書くのか?

取材ラッシュな上に、最終的にはオザケンのライブが待っていて、絶対に風邪など引いている場合ではないと気を引き締めて動き出した11月初旬。

オザケンのライブチケットが当たった!!

10月にオザケンが新曲を出して、さらに東京でライブをすることを発表。今回のオザケンの東京ライブ2DAYSは、ライブ会場が小さいため、行ける人がめちゃくちゃ少ない=チケット大争奪戦となること必須で、当たらないだろうなぁと東京へ行くことは半分あきらめていたのだけど…

なんと!!!!今回も見事に夫がチケットに当選!!

2010年のオザケン復活ライブ以来、夫のオザケンチケット当選率は100%!!!

本当にこれはもう奇跡!

当たったのだから、東京へ行っていいという神様からのお許しが出たということで、取材ラッシュの最終日に東京行きをねじ込んだのでした。

取材ラッシュの最中にチケット紛失

ライブ前日、取材が終わって一息ついて、あとは原稿を3本書いたら、東京へ行くだけ。さて、チケットはどこにやったかなぁとふと思って、部屋を探してみたところ…

まぁ、チケット今はないけど、散らかってる机の上を探したらすぐに出てくるだろうと思っていたとき。

その後、机の上、書類をしまっているファイルの中、本棚、仕事部屋の中を一通り探したけど、本当に見つからなくて、血の気が引いてるとき。

チケットを発券して「これは大事なやつだから、ちゃんとしまっておかないとなぁ」と思ったところまでは記憶があるものの、その後の記憶が全然ない!

仕事から帰ってきた夫も一緒になって台所からリビングから、洗面所から「そんなところにあるわけがない」というところまで、徹底して探したけど、ない。

オザケンのチケット、忙殺されてた私が訳分からなくなって捨てたのか…?

絶望。

でも、これだけ探してないのだから、もうチケットは絶対ない。

奇跡のように夫が当ててくれたオザケンのチケット。オザケンのライブのためだけにこの1週間頑張ってきたのに、ライブに行けないとかあるの?と一度心が死んだものの、いや絶対にライブには行く、チケットなくしてもライブに行ける方法を考えようと思い立ったとき。

主催者に電話して、チケットを発券してお金も支払済であることを確認してもらう。

って、この主催者に電話がつながるまでも長くて、ローチケに電話して(これがまた、全然つながらない)、主催者の連絡先を聞き、そこからやっと主催者に電話が出来て、現状を伝えて、京都からこのライブのためだけに東京に行くんです、でもチケットが!チケットがないんです〜!と泣きつく。

スタッフの方が「いったん確認して、折り返しますが、営業時間を過ぎてしまったら、明日の朝の連絡になるかもしれません。それでもいいですか」「はい」といって電話を切る。返事が明日の朝になったら、私は会場に入れるかどうかも分からないまま、東京へ行くわけだ。不安…。自業自得なんだけど。

けど、私の尋常ならざる熱意が伝わったのか、30分くらいしてすぐに電話がかかってきて、ドキドキしながら出ると、「本来はチケットがなければ入場できないのですが、今回は特別に会場のスタッフにも経緯を伝えているので、明日会場に行って、お名前を伝えて、チケット代をお支払いください」と言われる…!あぁ、チケット代2回払うのか…!友人の分も立て替えてるから、私トータルで3枚分払うのか!悲しい。けど、行けるなら、なんでもいい!の境地。

忙殺された後の最後のダメ出しで、無駄に労力を使う。本当に疲れる。自業自得なんだけど。

命より大事なオザケンのチケットを無くしたことで、仕事のやり方、生き方を考え直そうと思った夜。

いざ、東京へ

東京に住むオザケンファンの友人と待ち合わせてお台場へ。

ものすごい良いお天気で、最高の景色を堪能。

ゆりかもめに乗ると、東京らしい景色にたくさん出会えて、アトラクションに乗っているような感覚。

ライブ会場・豊洲へ

飛ばせ湾岸 2 nights、guitar bass drums で So kakkoii 宇宙へ ― ドロップ前夜、豊洲

浮かれて東京観光して、ライブ会場に着いたものの、本当に中にはいれるのかまだまだ不安な私。スタッフの人に名前を伝えても、まぁアルバイトの人には話は通っていないし、社員さんが来るまで待つことに。この待つ時間が以上に長く感じられる。

待って待って待ってようやく出てきてくれたスタッフの方が、

ってことで、チケット代をお支払いして、開演直前、最後の最後にやっと中へはいれることに。

ライブ中に撮影タイムなどあり、まさかのスチャダラパーがサプライズで登場するなど、奇跡が続く。本当にこの日ライブに来れてよかった!!

生の彗星を聞いたら泣くだろうなと思っていたけど、楽しすぎて泣くヒマなし。ライブ中ずっーと飛び跳ねて、歌って、笑ってた。

この日のセットリストメモ。

薫る(労働と学業)
アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)
今夜はブギーバック feat. スチャダラパー
ぼくらが旅に出る理由
飛行する君と僕の為に
失敗がいっぱい
ラブリー
痛快ウキウキ通り
シナモン(都市と家庭)
フクロウの声が聴こえる(魔法的オリジナル)
流動体について

アンコール
神秘的
彗星

Tシャツは売り切れてて購入できず。

会場を出たら夜空には満月。人生において、こんなに幸せな瞬間ってあるのだろうかと思うほど。

そして発売されたアルバム

彗星をはじめ、最高の曲ばかり入っていて、こないだからずーっとエンドレスリピートで聴いていると、夫にはもう聴き飽きたと言われたんだけど、「え、飽きることなんてあるの?」と不思議な気持ち。

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なんせ「LIFE」を聴き続けて20数年。

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今回のアルバムを聴いて思ったのは、オザケンは、私たちを無条件で全肯定してくれる。人生の哲学が詰まっている。オザケンと同じ時代に生きることができて、本当に幸せなことだ、ということ。

アルバムの中に「失敗がいっぱい」という曲があって、まさにチケットを無くし、失敗だらけの日々を送る私のための曲ではないかと思う。

涙に滅ぼされちゃいけない
毎日には なおす力がある

涙に滅ぼされちゃいけない
毎日には
笑えないを笑えるにする力があるから

今日もオザケンを聴いて生きていこうって思う。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。