「トガニ 幼き瞳の告発」を見ました。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

今年は1ヵ月に1度は映画館で映画を見よう!
と、はりきってココン烏丸にある京都シネマの会員になったのですが。 
1月に「しあわせのパン」を見て以来、約7ヶ月ぶりに行ってきました、京都シネマ。 

鑑賞したのは、会報誌を見ていて気になっていた映画「トガニ」。

舞台は、聴覚障害者学校。
そこに赴任してきた男性教師カン・イノは、そこで口のきけない子や、知的障害のある子に対して
校長や教師が、日常的に暴行や性的虐待が行っていることを知る。
怒りに燃えたカン・イノは、マスコミの力を利用し真実を暴くことを決意するのだが…。

というストーリー。
内容も衝撃的ですが、何より恐怖を覚えたのは、このストーリーが事実であるということ。

韓国ではこの映画公開後、すさまじい反響があり、2011年10月、
子供への性暴力犯罪の処罰に関する改正案を「トガニ法」と名付けて国会を通過し、
法律改正されたほどだそう。

で、映画なんですが、私はもう二度と、この映画を見たくないです。

校長がまだ幼く、口もきけない女の子を追いかけ、
力の限り抵抗を繰り返すのを暴力で押さえつけるシーンとか
(文字を打ち込んでいる今も吐きそう)もう、どんなホラー映画よりも怖い。

怒りと恐怖で手が震え、途中何度も、映画を見るのをやめて退席しようかと思いました。

映画を見た後は、想像以上にしんどく、しばらく落ち込んでいました。
思い出したくもないシーンがフラッシュバックして、うなされるような。 

そして旦那には、「しんどいの分かってて、なんで見に行ったの」と言われ、
何でだろう?ってずっと考えてみました。

そしたら、そんな事実があるということを知っておきたかったんだなぁという結論に。
しんどいだろうけど、ちゃんと知っておきたいという欲求か。
私が知って何が変わるということもないのかもしれないけれど、
見て納得した、というか気が済んだのでした。

というわけで、お薦め!とも見ない方がいい!とも
何ともいえない映画ですが、気になる方は京都シネマで今週金曜日までです。 

ちなみに本日11(火)は、COCON烏丸ビルメンテナンスのためお休みなので、要注意。

映画見た後、私の「しんどかった…」というつぶやきを見た先輩ライターさんが
メールをくれました。それがとても心救われた。
これは一人じゃなく、誰かと一緒に見に行った方が衝撃が緩和されるはず。 

そして、次見たいのは、いわさきちひろ~27歳の旅立ち~ 
安曇野のミュージアムに行ったこともあって、とても興味ある。
どんな人生で、どんな母親だったの、かというところ。

「トガニ」は見るのしんどかったけど、やっぱり映画館で見る映画はいい。
いろんな人の人生を生きて、世界を旅する感じ。
心新たに1ヵ月1本を誓ったのでした。 

京都シネマ 

住所:京都市下京区烏丸通四条下る西側COCON烏丸3F
電話:075-353-4723


 

 

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