ことり会で京都岡崎「瓢亭」の朝がゆを食べに。

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4月に開催した「ことり会」以来、
「ことり会だより」「乙女のご朱印帖」とバタバタしておりましたが、
夏の終わりにようやく、リアルことり会、開催です。

冬に、「瓢亭の朝がゆを食べに行こう!」と盛り上がったのですが、
調べてみたら、「うずらがゆ」はやっているものの、本館で朝がゆが食べられるのは
7月1日~8月31日のたった2か月間。しかも朝がゆですから、
時間も朝の8時~10時の2時間のみ。すごく貴重な気がしてきます。

ちなみにすぐ横にある別館では、4月1日~11月30日まで朝がゆがいただけます。
本館の朝がゆは6000円、別館の朝がゆは4500円で、品数がちょっと違うのだと思います。

というわけで、朝8時に瓢亭前に集合。

400年近い歴史を持つというだけあって、風情ある建物が本当に素敵で、
なんだかここだけ江戸時代のよう。
そして、瓢亭という名にちなんだ瓢箪アイテムがあちこちに。

こういう遊び心、たまんないです。

山田ねーさんは、前日お酒の飲みすぎか?寝坊して、タクシーで駆けつけました(リッチ~♪)

実は、この朝がゆ、昔祇園界隈で夜遊びをした旦那衆が
朝帰りに芸妓さんを連れだって店を訪れ食べていたことから始まったという。

なので、朝がゆの食し方としては、ねーさんは正しい(?)
私も旦那衆の気持ちを味わうべく、前日しっかりアルコールをいただいていたのでした。

今回は、全員で6人で行く予定でしたが、山田ねーさん同様もう1人、寝坊したお方が…。
寝坊というか、時間になっても来ないなぁと電話をしたら、その電話で起きたという(笑)

お店の人に「1人キャンセルをお願いします」と言ったら、「料金はかかりますが、大丈夫ですか?」と。
そりゃあそうだ!だって、もうお料理の準備しているもの。
お店の方の配慮で、今回キャンセル料は取られなかったものの、いけませんドタキャンは。
そして、気軽にキャンセルって言ってしまった自分も反省。

さて、気を取り直して、お部屋へ。
風雅なお庭を通り抜けて、個室に案内してもらいました。

お部屋からも庭が見えます。

まずは、梅昆布茶。出汁がきいてて、ホント体中にしみわたる~という感じ。

小鉢いろいろ。もちもちの生麩が本当に美味。ねーさんのをもらったくらい。
笹にくるまれているのはお寿司。

こんな。

そして、この半熟卵のおいしさといったら、何でしょうか!名物の瓢亭玉子なんだそう。
おかゆと一緒に味わいたい、と思ったのですが、なかなかおかゆが出てこず、さっさと完食。

そして、お吸い物。こちらもお出汁がきいてて、しみじみおいしい。
やさしい味わいは、飲んだ翌朝にぴったり。ってねーさんも言ってた。

鮎の塩焼き。頭からどうぞ、と言われて、頭から食べてみました。

私はいつもしっぽから食べるのですが、頭から食べてみたら、これがおいしい!
何が違うかというと、頭の方に苦味があって、しっぽに行くほどに味が柔らかくなる、
この感じが絶妙においしい。

そして、お待ちかね、おかゆです。
この時点で、結構お腹満たされてます(笑)

が、何も味付けをしていないシンプルなおかゆに、出汁の餡をかけていただくと、
これがするすると入る。

軽く盛って、お茶碗3杯分くらいはありました。ま・ん・ぷ・く。
朝からコース料理並みに堪能しました。

二日酔いでテンションの低かったねーさんでしたが、
食べ終わる頃には、いつもの感じが戻っていて、「朝がゆ、すごい」と思ったのでした。

そして、8時スタートで、9時にはもう席を立たねばならないという!
けっこうせわしないタイムスケジュール。

私は8時~10時までのんびりできるのかと思ったのですが、
9時には次のお客さんが待っているのです。

早々にお部屋を後にして、あとはお庭を少し鑑賞。

朝、すごく充実した時間を過ごして、お店を出てもなんとまだ9時!
これから1日が始まるんだーと思うと、とっても得した気分になりました。

別館の朝がゆは11月末まであるので、ぜひ、早起きして朝がゆ楽しんでみてもらいたいです。
すんごく贅沢な気分が味わえます。

初参加してくださったお二人もどうもありがとうございましたー。
次回はお酒を飲みつつ、ゆっくりと。

辻ちゃんのイラストもどんな風に仕上がるか、これまた楽しみです。

瓢亭 本館
住所:京都市左京区南禅寺草川町35
電話:075-771-4116
時間:懐石料理 11:00~19:30
朝がゆ  8:00~11:00
うずらがゆ 11:00~14:00
休み:第2・4火曜日

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。