頑張る大人たちへ〜寒い朝になると思い出すこと〜

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今の古家に引っ越してきた初めての冬。3歳の息子は本当によく泣いていた。何でこんなに泣くんだろうと悩み、あれこれ機嫌をとって、その原因を取り除こうとして試みたら、「寒いから泣いている」ということが分かった。

寒いから泣く?!

そんなことがあるのか。赤ちゃんが眠いと泣く、お腹が空くと泣く、そのくらいは分かっていたけど、まさか3歳児が寒くて泣くとは(それで薪ストーブをつけたようなところもある。なんせ寒いと機嫌が悪くて手がかかる)。

なぜ、そんなことで泣くんだろうと、次に考えた。

寒くて泣く、何で?

ずっーと考えていたら、あるときひらめいた。それは寒くて泣くのが、本能だからだ。そうすることが、当たり前だからだ。寒いということは、泣くくらい嫌なことなんだ。それが本能なんだと。

じゃあ、大人は?

大人は寒くて泣くことないけど、何で泣かないの?と考えたら、泣かずに頑張ってるんだなと思った。

大人すごいな。本能では泣くくらい嫌だって感じているはずなのに、いつの間にか大人になって、我慢できるようになって、冬の寒い朝も泣かずに起きる。大人って、わたしって、エライな!めちゃくちゃ頑張ってるんだなって思ったら、ものすごい自分を褒めてあげたくなった。

とにかく息子はよく泣く。10歳になった今もよく泣く。自分の思った通りにことが運ばなかったとき。怒られたとき。遅刻しそうになったとき。私からしてみたら、取るに足らない、しょうもないことでもメソメソ泣く。でも、そんなことでも人の本能は傷ついてるんだろうな。嫌だー!って感じているから、泣くのだろうな。

夫は泣くな!って怒るんだけど、大人が思う取るに足らないことでも、心の中は本当は泣くくらい嫌なこと、たくさんあるんだと思う。大人になって鈍感になって、気が付かないだけで。

きっと大きくなるにつれ知らないうちに我慢することを覚えて、いろいろ泣かずに頑張ってるんだな、大人は。

寒い朝になると、こんな気付きがあったことを思い出す。そして、思う。
寒いのに泣かずに起きた私、エライ、頑張ってるって。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

\京都ライター塾を主宰/

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