この庭の中には、○と△と□が隠れている。
その名も、○△□乃庭。
なんて粋なの!
以上、2枚とも建仁寺にて。
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私の父は島根で住職をしていますが、ブログを読んだ後
○△□乃庭についてあれこれ教えてくれました。
○△□とは、仙涯和尚が書かれた禅語で宇宙を表すのだそう。
…とここで英語で書かれた資料が添付されていましたが
まだ途中までしか読んでおらず。
この○△□について、加賀の千代女が詠んだのが次の歌。
「蚊帳の中、ひとつはずして、月見かな」
蚊帳は、四方が引っ掛けてあり、ひとつはずすと三角になります。
その状態で、まるい月をながめている様子で、これで○△□がうまく歌ってあるとか。
確かに、○△□がこの短い文にきれいに収まっているし、
その情景も見事に浮かぶし、本当にすごい歌だ!と父の話を聞いて小さく感動。
ちなみにパンフレットには、禅宗の四大思想(地水火風)を
□(地)、○(水)、△(地)で象徴したものとあります。