亡き妹の誕生日を祝う(ケーキはいつもの北白川エキュバランス)

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

2月8日は20歳で亡くなった妹の誕生日でした。我が家では「誕生日ケーキといえばエキュバランス」ってことで、北白川のお店へ。12㎝のホールケーキ2500円。誕生日プレートとロウソク、無料で付けてくれました。妹はもう年をとることができない永遠にハタチなんだけど、生きていれば今年で38歳。りっぱなおばさんだ。子どもとかいたら一緒に遊ばせたり、仕事の悩みとか言い合ったりしてたんだろうなーと思う。

これまでは、妹の誕生日が近づくと悲しくなったり落ち込んだり、気持ちが不安定になったりしていたのだけど、17年も経つと、だんだん「無」になってきたのであります。嬉しくもなければ悲しくもない、ただ、あぁ誕生日だなぁという以外に何の感情もない「無」。何も感じない自分にまた悲しくなったりするのだけど。そろそろ悟りを開いたのかもしれない。

それにしてもエキュバランスのケーキのおいしさよ。軽い食べ口の生クリームだから、ホントいくらでも食べられる。救われるおいしさ。胸に染みる。

仏壇には、大好きなお花屋さんプーゼで小さなブーケを買ってきて飾りました(写真のピントが外れている)。

2歳の娘に「おかあさんの妹は死んじゃったんだよ」と言うと「まりちゃん、死んでないよ」と言うので一瞬鳥肌が立ったんですが、そう言った後、壁に掛けてある写真の中の真理子を指さして「ほらー」って言うので、なんかホッとして癒された。「死んでない、会えないだけ」と思いたいけど、死んでないなら会いたいしな。

 

 

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京都に暮らして22年、京都で活動するフリーライターのここだけの話。短いエッセイや日々の気づきなども綴っています。

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