今年で京都ライター塾は、12期を迎えました。つい先日、12期の卒業式も無事に終了して、ホッとしています。
さて、ライター塾を5年続けてきて、うれしい変化と気付きがありました。それは、卒業生たちが実際にライターとして仕事を始め、それぞれの場所で活躍していること!そして、ライターとして仕事を始めて2〜3年くらい経つと、ある壁にぶつかる人も多いということ。
書くことには、だいぶ慣れてきた。
取材もできるし、原稿も書ける。
ありがたいことに、仕事も途切れない。
でも…文字単価はずっと同じ。インタビュー記事もだいたい同じくらいの金額。仕事はあるのに、収入はあまり変わらない。
さらにもう1つ、ライターをしていてうっすら感じること。それは自分はずっと「書く人」のままなのかな?ということ。
テーマはクライアントや編集者が決めて、構成も用意されていて取材相手も決まっている。自分はそれを取材して、書く。もちろん、それは立派な仕事だけど、でもライターとして長く続けていきたいなら、必ずどこかで次のステップが必要になる。
ライターの単価が上がるタイミングは、実はとても分かりやすい。それは「書く人」から、記事を「作る人」に変わったときだ。たとえば編集者は、
・どんな企画をやるか考える
・誰に取材するか決める
・構成を作る
・媒体全体の方向性を考える
つまり記事を「書く」だけではなく、「作っている」。そして面白いことに、編集者にならなくても、この「編集」の視点を持ったライターは仕事のポジションが変わる。つまり「書く人」ではなく、企画できる人として声がかかるようになるのです。すると、当然ながら、単価も変わる 。
京都ライター塾 上位【エディターズ・クラス】開講
京都ライター塾では、この編集の視点を身につけるための上位クラスとして、5月から「エディターズ・クラス」を開講します!

このクラスでやるのは、とてもシンプル。4ヶ月かけて、インタビューマガジンを1冊作ります。編集技術は、講義(机上の理論)だけでは身につきません。
実際に
・企画を考え
・誰に取材するか決め
・構成を作り
・取材して
・記事をまとめる
・読者にどう届けるか
この一連の流れを体験してはじめて「編集の視点」が分かるからです。エディターズ・クラスではインタビューマガジン制作を通して、これらのことを実践的に学んでもらうので、ライター初心者のための講座ではありません。むしろライターとして少し経験を積んだ人にこそ来てほしい と思っています。
たとえば
・ライター歴2〜5年くらい
・取材記事を書いたことがある
・でもキャリアの次の段階が見えない
つまり
憧れのライターとして活動できるようになったのになぜかしんどい
ライターとしての仕事に息詰まりを感じている
書くことが好きで仕事にまでしたのに、書くことが嫌いになりそう
そんな人にとって、視界が変わる4ヶ月になるはずです。書く力は、もうある。次に必要なのは、編集の視点。
そしてもう一つ。
私がこのクラスで伝えたいことは、編集テクニックだけではありません。編集力を身につけることは、自分の人生の優先順位を自分で決める力を養うことにもなります。
編集の仕事は、誌面に「何を載せるか」を決める仕事でもあります。限られた誌面の中で何を掲載し、何を掲載しないのか。その優先順位を決める。実はこの力は、人生にもそのまま通じると思っています。
「嫌いな人がいる職場」
「向いていないと思いながら続けている仕事」
「なんとなく付き合っている人間関係」
本来なら「掲載しない」と判断すべき要素を、自分の人生という誌面に載せ続けていたらどうなるのか。本当に成し遂げたい「メイン記事」を載せるスペースはあるのかどうか?
誌面をどう作るか、たった数ページの構成にすら迷い、優先順位を決められない人が、自分の人生という膨大な物語を編集できるのか否か。
編集技術を暮らしに活かせることができるようになれば、
子育てや自分の暮らしを優先し、朝の余白や子供との時間を中心にスケジュールを設計できる。
名前は出ない「裏の仕事」で安定して稼ぐことで、心にゆとりを持って「本当にやりたい仕事」に向き合える。
編集技術を身に付け、書くのその先の仕事ができるようになり、単価も上がったその先は、自分の人生の編集もやっていってほしいなと思っています。ここでのゴールもやはり「書いて、しあわせになる」です。
【第1期エディターズ・クラス】
講義はすべてzoomによるオンライン、最終回のお披露目会を含め、全7回となっています。
全7回のスケジュール
※原則として水曜日の10:00〜12:00
| 第1回 | 5月13日 | 企画・コンセプト設定 (zoom) | 企画の立て方、ターゲット設定、取材対象者の選び方 |
| 第2回 | 5月27日 | 企画決定・構成 (zoom) | 企画書へのFB、誌面レイアウト(ラフ)の作成ワーク |
| 第3回 | 6月10日 | 取材・撮影・執筆 (zoom) | 質問術、撮影ディレクション、タイトル・リードの書き方 |
| 第4回 | 7月8日 | デザインディレクション (zoom) | デザイナーへの指示出し、表紙のデザイン会議 |
| 第5回 | 7月22日 | 校正・ブラッシュアップ (zoom) | 校正の基本、初校の確認と赤入れワーク |
| 第6回 | 8月19日 | 実績アピール・販売法 (zoom) | 最終原稿確認、セルフブランディング、販売・営業方法 |
| 第7回 | 9月9日 | 対面:お披露目会 11〜14時(予定) | 完成品の講評、1分営業プレゼン、交流会(会場は京都にある会員制の洋館施設「下鴨ロンド」) |
【受講料】正規価格:330,000円(相当)
第1期・特別開講記念価格
・京都ライター塾 卒業生プラン:154,000円(税込)
・一般&初受講プラン:225,000円(税込)
※一般プランには、人生企画ノートと、13.2万円相当の動画講座付(京都ライター塾の講座を視聴していただき、予習をしてもらいます)
エディターズ・クラス よくある質問(FAQ)
Q:どのような人向けですか?レベル感を知りたいです。
本クラスは、「書くことのその先」を目指す現役ライター、または同等のスキルを持つ方を対象としています。 単に文章を書くだけでなく、企画・取材・デザイン指示までを一貫して担う「編集者(ディレクター)」としての実務を学びます。今回は、受講生全員で1冊のインタビューマガジンを形にする「仕事」に近い実践形式です。
Q:デザインソフト(InDesignやIllustrator)は必要ですか
いいえ、必要ありません。 原稿を書く際にはWordのテンプレートを使用し、最終的なデザインの仕上げはプロのデザイナーが担当します。 受講生には「デザイナーへどう指示を出し、意図した誌面を作るか」というディレクション業務を体験していただきます。
Q:仕事と両立できるか不安です。
講義は2週間に1回(平日午前)ですが、講義以外に「取材・執筆・校正」といった実務作業が発生します。 1冊の雑誌を作る編集部の一員として、責任を持って作業時間を確保できるプロ意識のある方におすすめします。
Q:リアルタイムで参加できない場合、受講できますか?
講義は、全回アーカイブ動画を提供しますが、原則としてリアルタイム参加をお願いしています。本クラスは受講生同士のワークや、講師・デザイナーとの直接的なやり取りが重要です。すでに2回以上の欠席が決まっている方は、プロジェクトの進行に影響が出るため、別の機会をご検討ください。
Q:制作する記事のボリュームはどれくらいですか?
1人あたり約2500〜3,000文字のインタビュー記事を担当していただきます。
Q:お披露目イベント(9月)には必ず参加しないといけませんか?
参加を前提としています。編集者の仕事は「作って終わり」ではなく、それを読者に届け、反響を得るまでが職務です。みんなで集まり完成したZINEを手にする、そして「自分の手がけた仕事が世に出る瞬間」を体験することは、今後のキャリアにおいても、大きな転換点になるはずです。
Q:完成した記事(作品)の著作権はどうなりますか?
担当された記事の著作権は、受講生ご自身に帰属します。ご自身のポートフォリオとしての公開も自由です。受講生の皆さんには、完成したインタビューマガジンを20冊ずつお渡しします。それらのZINEはご自身のオンラインショップやイベント(文学フリマ等)で販売していただくことも可能です(20冊以上希望する方は、費用は別途となりますが、印刷前に、希望冊数を確認します)。「良いものを作り、自らの手で届けて利益を得る」という編集者の出口戦略まで、ぜひ体感してください。
Q:途中で受講をやめた場合、返金はありますか?
一度お支払いいただいた受講料は、いかなる理由でも返金いたしかねます。 本クラスは10名のチームで1冊の雑誌を作る「共同プロジェクト」の側面を持っています。 途中で離脱されると、他のメンバーや出版スケジュールに多大な影響を及ぼしますので、強い覚悟を持ってご参加ください。
Q:単なるZINE作りと、このクラスの違いは何ですか?
「自分の書きたいことを自由に形にする」のが趣味のZINE作りだとしたら、本クラスは、「読者とクライアント(取材相手)を意識し、プロのクオリティで編み上げる」編集実務となります。 受講料は、プロのデザイナーと共に冊子を作り上げることを含めた「実務経験」への投資です。 商業出版に近いプロセスを経験することで、ライターとしての市場価値を高めることを目的としています。
最後に、京都ライター塾では、お互いに相手を尊重し、心地よく学べる場を大切にしています。万が一応募後に、内容や方向性が合わないと感じられた場合は、こちらからご参加をお断りさせていただくことがございます。どうぞご了承ください。
定員10人の少人数での開催となります。すでに6名のお申込があり、残4席となりました!
エディターズ・クラスのお申込はこちらから!

