大学の非常勤講師の仕事を手放し、50歳で(プチ)カナダ留学するぞ。

  • ブックマーク
  • -
    コピー

今年の10月で、私は50歳になる。

4年前、 小山薫堂さんの本『妄想浪費』を読んだ際に、小山さんが50歳になったとき1ヶ月休みを取って「好きなことをする」ということをやったと書いてあった。自分へのプレゼントだ。

小山さんは、熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親でもあり、下鴨茶寮のオーナーであり、放送作家であり、脚本家など、いろいろな肩書きを持つ超売れっ子であるからして、1ヶ月の休みを取ることはものすごく難しかったと思う。

けれど、何とかやりくりして、隙間にどうしても外せない仕事を入れつつ、まとまった休みを取り、海外へ行ったり、歯医者に行ったりしていた(歯医者かーい)。

あの超絶忙しい小山さんが、50歳の誕生日に1ヶ月休めるなら、無名の私なら余裕でできるだろう。本を読み終わった後、「私も50歳になったら、1ヶ月休みを取って好きなことをしよう」と決めた。そのとき私は45歳。まだ時間はある、何をしようか、この数年かけてゆっくり考えていこう。

と思ってから、一瞬で4年が経った。50歳は目前である。で、決めた。

留学しよう〜っと。

来年の春から息子がカナダに留学する予定である。いいなぁ、私も留学したいなぁと思っていた。なんせ私は英語が学びたくて京都外国語大学に通っていたくらいなのだから。なので大学時代には、留学するチャンスが何度もあった。けれど、当時の私は怖くて挑戦することすらしなかった。

昨年の夏、息子の留学先を見学する目的でカナダに1週間滞在した。そのときも、私まで一緒に留学すると費用が倍かかるから、やっぱり無理だなぁと諦めた。けれど、やっぱりどうしても諦め切れず、留学先の校長先生に相談してみた。

そうしたら、「お母さんも来たいなら、息子さんと一緒に寮に住めばいいじゃない」と提案してくれた。寮は相部屋だけど、相場よりとても安く住める。え、なんか行けそう、と思い、そこから「行きたいなぁ」じゃなくて、「どうやったら行けるか?」に視点が切り替わった。

どうやったら行けるか?と考え出すと、具体的にやるべきことが見えてきた。

留学といってもいきなり何年も行かなくてもいい。まず3ヶ月〜半年でもいいのでは?(お試しで)。その間、中学1年生となる娘はどうする?仕事は?

まず毎週大学に通っていた非常勤講師の仕事はできなくなる。と思って、来年度以降辞退することを大学側に伝えて、退路を断った。これほど強力な、安心感のある仕事を手放すのはものすごく恐ろしかったけれど、元々10年を目処にやめようと思っていたので(今年9年目が終わることもあり)、まぁ、ちょうどいいのではと考えた。教授に伝えると、素晴らしい決断力ですねと理解をしてもらえた。通年講義は難しくても、単発の講義はやってほしいと言ってもらえたので、それらはすることに。で、引き継いでくれる人を大学に紹介して、大学の件はクリア。

次に、私がいない間、娘をどうするか?問題は、この数ヶ月かけて、娘にも夫にも理解してもらった。お金は今の感じで稼いでいけば、何とかなりそう…か?何とかするしかない。

という感じで、来年5月からカナダに半年の予定で、プチ留学することにした。本当に行くのか。いろんな人に大丈夫?とか言われているが(プチということで、大したことないんだよと自分に言い聞かせているし、言い聞かせているうちに、そんな大したことでもないような気がしてきている)。

こんな風に、自分の人生を自分で企画して、編集して、実践していくと、自分の好きな物語が描けるようになる。ということを私が体現しつつ伝えていけたらなぁと思う。京都ライター塾の動画講座でも、ライティング技術だけではない、編集視点についていろいろお話しているので、ぜひチェックして見てもらえたら!

こないだ留学することを友だちに話していたとき、「私は本当はずーーーっと留学したかったんだなぁ」と分かった瞬間があった。小学生の頃から英会話を習ったりして、本当はずっと行きたかったのに怖くて蓋をしてきて、見ないふりをしてきたけれど、ずっとやりたかったんだと分かった。

私はようやく、やりたいことを自分にやらせてあげられるんだなぁと思ったら、話しながら涙が出そうになった。もう50歳だし。これから先は、できないことの方が増えていくし、時間がかかること、難しいことからやっていかないと時間が足りない。やりたいことやっていこうと決意を新たに。


というわけで、留学経験のある方、いろいろアドバイスいただけたらうれしいです!!

書きたいけど書けない人へ。無料メルマガ配信中!

おかげさまで大変多くの方に購読いただいており「無料でここまで語ってもらえるなんて!」「あったかくてホッとして読むとやる気が出る、私宛のお手紙のよう」など、とっても好評です!!

私の講座やセッション、イベント等はメルマガのみでご案内することがほとんどなので、ぜひメルマガを登録してみてください〜。

 

\京都ライター塾を主宰/

ライター未経験の方や、ちょっと繊細な方も3カ月で「書いて、はたらく」ために必要なことがひととおり学べる「京都ライター塾」。2026年1月スタートの第12期はただいま絶賛進行中。2026年5月にはエディターズ・クラスも新たに開講します。最新情報はメルマガでお知らせするので、興味がある方はぜひメルマガに登録しておいてください〜。

  • ブックマーク
  • -
    コピー

この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。