

9/22(月)に仕事で、大阪万博のイタリア館へ行ってきた。
イタリア館では、当然イタリアのいろんな魅力を紹介しているのだけど、その時々で展示が変わり、今週からイタリアの中でもエミリア=ロマーニャ州を取り上げる週になるそう。
それで、このたびイタリアからエミリア州知事や関係者が来日。『エミリア=ロマーニャ:イタリアンライフの真髄』と銘打ったプレゼンテーション、およびスペシャルランチブッフェが開催されるとのことで、呼ばれて行ってきたのだった。

会場にはイタリアの人がたくさんいて、イタリア語が飛び交っていた。プレゼンも当然、イタリア語なわけで、「イタリア語が分からねぇ…」と焦っていたら、翻訳こんにゃくみたいな機械があって、それを通して日本語訳が聞けたので、だいたいは理解できた。

私の勉強不足でエミリア=ロマーニャ州がどこにあるのか知らなくて、Googleマップで確認したところ、あのイタリアの長靴部分の根元というのか?海側ではない山側に位置していた。
美食の宝庫として知られている地域らしく、パスタのボロネーゼはボローニャ発祥だけど、そのボローニャもエミリア=ロマーニャ州にあった。そうなのか!「パルミジャーノ・レッジャーノ」というチーズも、その州にあるパルマで生産されているチーズなのだそう(2回目のそうなのか!)。
というわけで、お土産には、「パルミジャーノ・レッジャーノ」をいただいた。うれしい。
プレゼンを聞きながら、そういえば私は、学生時代に「ローマ」と「フィレンツェ」と」ヴェネチア」に行ったことがあるなと思い出した。ローマでは「真実の口」に手を突っ込んだし、フィレンツェではドォモに上り、ヴェネチアではゴンドラに乗って、カンツォーネを聴いた(ような気もする)。意外にいろいろ行っていた。
あと初めてのボーナスで、イタリアの二輪メーカー・ピアジオが発売したペダル付き原動機付自転車「チャオ(Ciao)」を買って乗り回し、同じくチャオ乗りの人たちとオフ会とかしていた。さらに、世界最古といわれる「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」のローズウォーターも好きでよく使っていたのだけど、それもイタリアである。
すっかり忘れていたが、私はけっこうイタリアが好きだった。



プレゼンを聴いたあとは、イタリアのどこをどう切り取っても絵になる美しい街並み、おいしかったご飯などを思いだし、完全にイタリアに行きたくなっていた。そういえば私は(古代遺跡が大好きで)いつかポンペイに行きたいと思っていたのだった。

だが、大阪万博のイタリア館は、昨日の朝10時の時点で、予約なしの待ち時間は5時間以上となっていた。看板を持っていたスタッフさんが「5時間と書いてますが、実は…」と言うから、もしかして早く入れるのかな?と思いきや、「7時間くらいになることもあります」と言う。
聞いた瞬間に思った。完全に無理ではないか?




イタリア館の展示は確かに素晴らしかった!!!とくに今週からは、エミリア=ロマーニャ州が発祥の名車「フェラーリ 」とオートバイ「ドゥカティ」が新たに展示されている(21日から1週間限定で見られるそう)。中でも、私が一番感動したのは、現地に行っても見られないと紹介されていた、レオナルド・ダ・ヴィンチ直筆のドローイングであった。
大阪万博は残り20日を切ったそうだ。入場チケットは購入できても、入場予約すら難しいとの噂も聞く。そんな状況で、大阪万博はめちゃ楽しいし、イタリア館は最高です!さぁ、みんな、今からイタリア館へ行こう!とは私は言えない。この暑さの中、7時間待つのだったら私はもう、直接イタリアに行きたい。
こうなったらみんな、イタリアへ行こう。私は、完全にイタリアに行きたい!!!と思いながら帰ってきた。行きたい。