今年も冊子が完成!21年度の講義がすべて終了!〜意識が変わるだけで、文章が激変する〜

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先週の木曜日が、今年度最後の大学の講義でした。

学生たちと1年かけて
1冊の冊子を作り上げることで
編集技術とは何か?を学んでもらう講義。

前回の講義では、この1年間の活動を
新聞記事で紹介されるとしたら
どんな記事になるか?
お互いをインタビューして
新聞記事風に原稿を書くという課題を出しました。

そしてLINEで提出してもらったみんなの記事を読むと、
これがもう、想像以上に完成度が高くてビックリしたんです!!

昨年の夏頃には、
学生たちに好きなものを紹介する原稿を
書いてもらって添削したのですが
けっこう真っ赤になるくらい朱入れした
記憶があったのに。

今回学生の書いた記事は、ほぼ朱入れなし。
もうそのまま掲載してもいいくらいのレベル。

本当にビックリ。
みんな何があったの??

私も同じように書いてみたのですが、
みんなのがうま過ぎて、ちょっと見せるの嫌だなと思ったくらいです。

なぜ、こんなにみんなの書く文章が変わったのか。振り返りをする中で気が付いたこと。

1番の理由は「読者がいる」ことを意識できたからかなと思いました。

それまで、学生のほとんどは、
自分の書きたい文章を書いていました。
自分の表現したいように
自分の都合で書く。

でも、添削してもらうことで学生は
文章の先には読者がいて、
その読者に伝わるように書くには
何を書けばいいか?を考えるべきだと気が付いた。

読者視点で文章を書けるようになったから
こんなにも伝わる文章が書けるようになったんだなぁと思って。

感動。

ちょっと意識を変えるだけで
こんなに劇的に文章って変わるんだなぁと思って。

文章の良し悪しって、実は小手先で、
どうとでもなる部分がけっこうある。

小手先と言うとあんまりイメージが良くない
かも知れないけど、
まぁ言い換えれば、ちょっとした技術。

センスとか才能とか、感覚じゃない。
技術を身につけることで
伝わる文章はちゃんと書けるようになる。

学生たちの変化を見て、改めてそう感じたのでした。

学生たちの書いた原稿はTwitterにアップしているので
ぜひ読んでみてください!!!


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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。