捨てどきの分からない靴下と文章上達の関係。

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書くことを仕事にしたい人のためのライター塾
書くを仕事に!京都ライター塾」を主宰する
フリーライター歴15年の江角悠子です。

このコラムではこれからライターを目指す人、
ライターになったけど悩んでいる人に向けて
ヒントとなることを目指して綴っていきます。

昨日、いつも履いている
お気に入りの靴下が洗濯中で、
仕方がないので、
「もう捨てようかな。でもまだ履けるしな」
と、捨てどきが分からず
取っておいた靴下を履きました。

すると、これが相当、履き心地が悪い!!

それまでは、ずっーとその靴下を
履いていて、何にも感じなかったのに。

ここ最近、ちょっといいものを身に着けようと
新しい靴下に変えたところだったのです。
それにすっかり慣れていたため、なんか違和感を感じて。

ということは。

私はずっとこんなにも履き心地悪いものを
身に着けてたんだなぁと思ったら、
なんか切なくなって。
やっと捨てる決心がつきました(笑)

やっぱり上質なものに(というほどの靴下ではないけど)
触れておくことって大事なんだなぁって思って。

ずいぶん昔に、質屋さんが
本物と偽物とを見分けるコツについて聞かれたときに、
こう答えたのを覚えています。

「偽物が分かるようになるためには、
本物を知っておくこと」

偽物かどうか判断するためには
偽物を知っておいた方が
早いんじゃないかなと
この話を聞いた当時の私は思ったんです。

でも、ふだんから本物、上質なものに触れ
感覚で分かっているからこそ
偽物に出合ったときに違和感を感じて
自然と気付けるようになる。

本物を知っているからこそ
偽物に気付けるようになる。

昨日、前まで履いていた靴下の履き心地の悪さに気が付いて、そんな話を思い出したのでした。

で、文章もそれと同じで。

上手く書けるようになりたいなら
ふだんから上質な文章に触れておくことが大切だと考えています。

ネットにはいろんな人の文章が溢れてて
毎日読んでます!という人もいるかもしれない。

けど、ド素人もプロも同じ舞台に立てるのが
ネットのいいところでも悪いところでもあって。

まだぜんぜん磨かれていない
原石のような文章もネットには載っているわけです。

でも本は、出版されるまでに
本当にいろんな人の手によって
磨かれて削られて、また磨かれて
それでも残った選ばれし文章だと
私は思っていて。

ふだんから本を読むこと。
新聞を読むこと。
磨かれた選ばれし言葉に触れておくこと。

が文章上達に必ず必要であると信じている。

そうやって上質な文章に慣れておくと
自分の書いた文章を読み直したとき
気付くのです。

なんじゃこりぁ〜!!!

って。

まぁ、理想の文章には
ほど遠いかもしれないけれど
理想の文章と自分の文章に差があることに
気が付けたら、あとは近づくように
努力すればいいわけで。

そうやってちょっとずつ
上達するもんじゃないかなぁと思ったりしたのでした。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。