宣伝会議での「編集・ライター養成講座」に講師として登壇させてもらいました!

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ライターの大先輩・青山ゆみこさんが繋いでくださったご縁で、あの!宣伝会議での「編集・ライター養成講座」に講師として登壇させてもらいました(といいつつ、今回はコロナ禍の影響でZoomでの実施となりました)

宣伝会議」とは、宣伝・広告・環境に関する雑誌、新聞、書籍を出版する出版社で、教育機関としてはコピーライター養成所を日本で初めて開講し、現役のトップクリエイターを多数輩出する、という…なんというかもう、すごいところ。

全部で40回ほどある講座の中で、私は「ライティング講座」を担当させてもらいました。

「ライティング」と一言で言っても幅広く、何から伝えたらいいのかすごく迷ったのですが、私が今までライターとして一番やってきたことが、インタビューをすること、そしてインタビュー原稿を書くことだったので、今回は、インタビュー原稿を書くことをテーマにお伝えしようと考えました。

「書くこと」について棚卸し

それで、いざ講座をさせてもらうことになって悩んだのが、私は一体どうやって原稿を書いているのだっけ?ということ。もう無意識にやっているので、これを言語化するのにまず苦労しました。

一つずつ、いつも私が何をしているのかひも解いていって、当日は下記のような順で「書くこと」についてお伝えしました。

(1)そもそもインタビュー原稿とは何なのか?
(2)原稿を書く前に
(3)原稿を書くための準備
(4)書く!
(5)書いた後にすべきこと

棚卸しをしてみて思ったのが、「書く」には、まずその前段階にいろいろ考えているな、ということ。

そして書いたら終わりではなく、書いた後にもまだまだすることがあるなということ。

ひととおり、具体的な書き方をレクチャーした最後には、実際に皆さんにお店紹介の記事を書いてもらう20分のワークもやりました。

文章力を磨くには

書いた原稿をすぐその場で提出してもらって、私から気が付いた点をフィードバック。時間の都合で、講座内だけでは全員分見られなかったのですが、自分が書いたものだけではなく、人の書いた原稿を読んだり、そのフィードバックを聞いたりするのは、文章上達のための王道なのかもしれないとしみじみ思いました。

30人近い大人数でのZoomにドキドキしていたのですが、運営担当の方にはその後、「すばらしいご講義ありがとうございました!アンケートまた共有させていただきますが好評でした~!」と連絡をいただき、ホッと胸をなで下ろしました。

実は、講座のパワーポイントを作りながらも、自分の言っていることなんて、ライターとして当たり前すぎて「こんな内容で、学びはあるのだろうか」と不安になっていたのです。

そんなわけで、講座では私が普段していることを具体的にお伝えしたのですが、それが功を奏したのかうれしい感想も多数いただき、あぁ、お役に立てたなら良かったなぁと一安心。

次回は、皆さんに提出してもらった課題を私が添削。それをフィードバックする講義で終了です。参加者の方からどんな原稿が届くのか、それもまた楽しみです。

人前で話すのは相変わらず苦手ですが、こうした機会をたくさんいただくようになって、最近は書くか話すかの違いだけで「伝える楽しさ」は、ライターと同じだなと思ったりしています。

ご縁を繋いでくださった青山さん、ありがとうございます〜!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。