きょうだいで性格が全然違うというのはよくある話で。
私たち姉妹も、顔もあまり似てなかったし、性格は真逆ともいえるくらい違っていました。
妹は、しっかりしていて頼れる姉御みたいな性格だったので、
海外旅行に行ったときも私は妹に頼りっぱなし。
人見知りな私と違い、学校でもすぐに友達を作って、
いつも妹を中心に人の輪ができるような。
で、そんな誰からも愛されるような妹が死んで、なぜこんな私が生き残ったのか。
悶々としていた時に知った事実がありました。
クリスマスのイルミネーションを見に行って交通事故に遭った妹が
持っていていた鞄の中に問題集を入れていたというのです。
遊びに行くというのに、問題集。
それを知ったときの悔しさというか、自分に対する情けなさというか。
そんな事実を知って思ったこと、感じたことを書いてみました。
今読んでもこのエッセイは全然うまく書けてなくて、
でも、どうやって書き直したらいいかも分かりません。
粗削りなままですが、そのまま掲載します。
だってもう冊子には載ってしまっているのだし。
もうしょーがない。
妙心寺発行:月刊誌『花園』2月号(2012.2.1)掲載
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