佐々木かをりさんの時間管理術【メモ_02】

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さて、佐々木かをりさんの時間管理術、続き。

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時間管理をする目的は、自分が自分を動かしているという実感を得るため。
自分をハッピーにするため。
そして、手帳には、自分のやりたいこと、自分のすべきことを書かねば!

ということで、今まで私は手帳に他人との約束だけを書いていて、
佐々木さんの言う「アポ帳」として使っていたわけですが、
それでは、他人の人生を生きているのと同じこと。

自分の人生を生きるために、他人の予定より何より、
自分の予定を書かねばなりません。

佐々木さんの手帳の使い方、ポイントは以下。

(01)時間の見える手帳を使うこと

マンスリーなど枠の小さいスケジュールに予定を書き込むとすると

・10時 A店取材
・15時 B店取材
・17時 C店取材

と、3つの事柄を書いたくらいで枠内が埋まってしまい、それ以上の予定が書けなくなる。
おまけに、枠内が埋まっているとそれだけで、ものすごく忙しいような気がするし、
自分が何時~何時まで空いているのかが、分かりにくい。

バーチカルのように時間軸で書かれているスケジュール表なら、
取材の終わる11時~次の取材が始まる15時までが空き時間だ!
ということが、ぱっと目で見て分かる。

佐々木さんの記入の仕方はこんな感じ→
ちなみに、これから書くことは、このサイトを見ればもう全部書いてあります(笑)

(02)行動を面で書く

・10時 A店取材

とスケジュール帳に書くだけではなく、何時~何時まで時間を取られるのかを記入する。

(03)移動時間も書く

またA店まで行くには、何時に家を出たらいいのか、
何時に戻るのか、まで記入する。

(04)仕事もプライベートも一元化

仕事の予定を手帳に書いて、プライベート=例えば卓上カレンダーに子供の学校行事を書いて…
なんてしていては、ダブルブッキングする可能性もあるし、何よりバラバラで分かりにくい。
脚本は1冊にまとめること。

「仕事と家事を両立する」という考え方ではなく、「すべての行動を一元化する」
どんなに予定がたくさんあっても、スケジュール帳の枠の中に入れば、
それは実現できるということ。

よく手帳で、土日だけが小さい枠になっているものがあるけれど、
平日も土日も同じだけスペースがあることが大切。
だって、土日こそ、自分のやりたいことが増えるのに。
(確かにそう!トラベラーズノートは、土日の欄は平日の半分しかスペースがない…
ここが唯一気に入っていない)

(05)自分を予約する

時間軸を埋めるようにスケジュールを書いていくと、空き時間が見える。
この空き時間をどう使うかは自分次第。

つまり、この空き時間に、自分のやりたいことを書いて、自分の時間を予約すればいい。

 

人生において大切なのは、他人との約束ではなくて、自分が一人で何か取り組んでいる時間。

以前、佐々木さんが取材に来たライターさんに手帳を見せてもらったら、
書いてあったのはアポイントメントの時間だけ。
肝心の原稿を書く時間は手帳に一切書いていない。

ライターの仕事は、取材に行ったら終わりではなくて、
書くことこそが大切な時間なのに、
なぜその時間をあらかじめ確保していないのか?と佐々木さん。
(まるきり、私のことを言われているかのような…)

だから、取材が入った時点で原稿を書く時間もセットで予約しておくべき。
(全くもってその通り。原稿を書き終わって本が出るまでが仕事です)

(06)やることリストは作らない

よくTODOリストがついた手帳があるけれど、これはただの備忘録。
リストを書いていても、「いつ行動するか」を決めなければ、実際にはできない。
やることがあるならば、リストにするのではなく、時間軸の中に書いておく。

いつやるか分からないなら、あとでもう1回考えよう…という時間に書いておく。

(07)1年分の自分への仮アポを

やりたいことを、あらかじめ1年分エンピツで書いておく。
佐々木さんは来年の夏休みの予定をもう自分に予約しているそう。
(確かに自分の人生なのに、仕事が入らなかったら休もう、
時間があれば旅行に行こう なんておかしいよね)

時間は自分で作るもの。そのためにも、もう今から予約しておけばいいのだ。
そして、仕事の予定が入りそうになったら、「もう別の予定が入ってますので」
と断ればいいだけのこと。

ちなみに、確定した予定は0.28ミリの細いペンで書いているとか。
理由は、たくさん予定を書き込みたいから!
(私の使っているペンは0.5ミリ。私もたくさん予定が書けるよう細いの買おう)

(08)手帳はいつも持ち歩く、いつも開いておく

そうすれば、今何すべきかがすぐ分かるし、
予定変更があれば、さっと次の空き時間が分かって便利。


(09)脚本家は書き直しOK 日々上達していこう

計画を立てて実行してみる。
自分の予想した時間内にできたかどうか? 計測する、観察する。
トライ&エラーを繰り返して、自分をもっと知っていくこと。

例えば、1000文字の原稿を書くのに、自分は1時間あればいいのか、3時間必要なのか、
その辺を見極めていければ、より正確な脚本ができるし、よりスムーズに事が運ぶというわけ。

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と、今回も長くなりましたが。
覚えておきたいことをダーッと書いてみました。

 

時間管理以外では、佐々木さんが黒柳徹子さんに言われたという言葉、
「寝るのも仕事」という言葉が印象的だった。

寝不足でベストな状態ではないまま仕事して、ベストは尽くせない。
(私なら、時間が足りなくなったら、睡眠時間を真っ先に削ってしまうけれど、
それではダメなのだ。きちんと寝て、ベストな自分を保つことも仕事のうち、ということ)

佐々木さんはお子さんが2人。
「自分が寝不足でフラフラなんてしてたら子供を守れない。まず寝る」
ということを話していて、そうだなぁって納得。

自分をハッピーに、そして健やかにしていること、それも私の責任。

というわけで、これらのことがすべて盛り込まれた、佐々木かをりさんプロデュースの手帳
アクションプランナーがほしくて悩んでいる私。
こちらサイトから購入できるみたいなので、気になった方はどうぞ。

が、とりあえずトラベラーズノート高かったし(笑)
しばらく今のまま使って、上記のことを実践してみようと思います。

佐々木かをりさんの時間管理術【メモ_01】

 

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。