先週末、五右衛門マルシェに行った際、「来週はみんなで稲刈りするけど、来る?」と
誘っていただき、家族全員で張り切って行ってきました。
この5年間、お仕事で宝酒造の田んぼの学校の取材に行かせてもらっていて
毎年、田植えから草取り~稲刈をずっとそばで見させてもらっていたのに、
今年からこの仕事はなくなって、何となく寂しく思っていたのです。
取材では園部にある田んぼまではるばる行っていたけれど、
今回稲刈りをさせてもらったのは、左京区上高野。
近所の山の麓に、こーんなきれいな景色が広がっているなんて。
久々に青空が広がった日曜日、息子 に「稲刈りする?」と聞いたら、
しかめ面をして「つまらなそう」と言うので、しぶとく誘ったら
渋々という感じで着いてきたのでした。
が、いざカマを持ってやり始め慣れてくると楽しくなったみたいで、
あっという間に1列、作業を終えてしまうという。
自分の担当分を刈り終えても、再び黙々と稲を刈る息子。
「どう?」と聞くと、つまらなそう…と言っていた手前ちょっとうつむき加減で「楽しい」と。
ほらね!?何でもやってみないと分からないでしょう!と言ったら、素直に頷いていました。
完璧主義な息子は、失敗しそうなことは始めからしない傾向にあって、
子どもなんてただでさえ、小さな小さな世界で生きているのに、
新しいことどんどんやって世界を広げていってもらわないと、
と、常々思っている私としては、今回、一つ世界が広がったかなシメシメという感じ。
で、稲を刈るのはまだ簡単なのだけど、
この収穫した稲を藁で束ねるというのがなかなか難しくて、ひと苦労。
なので、束ねるのは大人の役目。
私は2歳児の子守りで、ほとんど何の手伝いもできなかったけれど。
参加している人たちは小さな子を連れた人も多くて、子守りをする人、
稲を刈る人、そしてご飯を用意する人たちと役割分担がなされていて、
お昼ご飯には、こーんなに豪華なチラシ寿司やサラダ、お味噌汁が用意されていたのでした。
好きなだけ取って、大人500円子ども300円という破格の設定。
作業を終えた人たちが大きなテーブルで、めいめいご飯を食べているのを見ていたら、
昔の田植えとか稲刈りの時期は、こんな感じだったのかなぁと思って、しみじみ。
地域の人たちみんなで協力し合って作業をして
お互いがお互いの子を見ながら
ご飯を作れる人が作って、みんなで食べて。
それがすーごく居心地が良い。
作業をすることで、その対価としてご飯が食べられたり、何かを得られたり。
お金なんか持っていなくても、本来こうやって人は生きてきたのかもしれないなぁと思ったり。
精神的にすごく豊かな時間を過ごせたような気がしたのでした。
そして来週もまたまた五右衛門マルシェのつながりから、
里山活動に参加させてもらうことに。
木を切る活動を手伝うと、薪がもらえるそうで!
薪ストーブのある我が家、今年は薪集めをさぼり気味だったので、
これもまた願ってもないお誘い。
初年度は10万円もかけて薪を購入していたけれど、
これからは体を動かした分、薪を頂けるというわけ。有り難い。
というわけで里山活動、
興味ある方はまだまだ人材募集しているそうなので、どなたか一緒にどうですか。