あらゆるジャンルの作品を対象にした、日本最大級の創作コンテスト「note創作大賞」というのがあります。
なんと、受賞作は各メディアにて、書籍化、連載化、映像化などを目指すという。
noteではもう何年も書き続けているけれど、「note創作大賞」のことは、ほぼ何も知らず。へぇ〜こんなのがあるのかと思っていたのですが、まわりに参加する人がちらほらいて、気になり始めました。
そして先日、お友達の小説家・寒竹泉美さんが、何かの賞に応募して、「結果が出るまでドキドキする」とつぶやいていたのですが、「そんなふうにドキドキわくわく出来るのは、応募した人だけの特権」とも書いていて、「それはいいな」と思ったのです。
そうしたまわりの人からの影響がじわじわと効いたのか、この三連休に急きょ私もnote創作大賞に応募したい!と思い立ち、慌てて1本、書き上げました。
書くことで、仕事が生まれた──4日で会社を辞めた私が“書いて生きていく方法”を再設計するまで。
「note創作大賞」には、エッセイやミステリー小説、お仕事小説、フード、エンタメ原作など、いろんな部門があります。私は今回、ビジネス部門で応募しました。理由は、エッセイ部門では勝てそうにないと思ったから。noteにはエッセイが書きたい人がわんさかいる。そこで戦うのは無理だろうと思ったので、少しでも可能性を上げたくビジネス部門で。
この長ったらしいタイトルも、ビジネス部門に合わせて考えました(エッセイ部門で出すなら、このタイトルにはしない)。
なんとか1万字ほどに書き上げたものの、上手く書けた気がしなくて、ライター仲間の油井やすこさんと、ナガオヨウコさんの2人に添削をお願いしました。
すると、出てくるわ出てくるわ、鋭いツッコミがこれでもか!と。
添削をお願いして、2人がまず私に聞いてきたのが、「大賞の評価基準とは何か?」でした。そう。文章がどうであれ、ここを知らなければ添削できないし、ここを満たしていなければ賞も取れない。
ビジネス部門で大事なのは、読み終わったあと読者に再現性のある何かを伝えられているかとか、この記事を読むことで何を得らえるのか冒頭で分かることなど、2人の分析はさすがで、一読して言われたのが、「江角さんが出すならビジネス部門じゃなく、エッセイじゃない?」というものでした。
そこで、先ほどの理由を伝えて、今回はビジネス部門で出したいというと、「エッセイを目指すなら説明的すぎるし、ビジネス部門を目指すなら説明が足りない」、つまりどっちつかずで、ものすごい中途半端であるといったことを言われ、ふーむ、全くもってその通り過ぎる。ぐぅの音も出ない。
ふだんエッセイを書き慣れている私が、頑張ってビジネス寄りにした結果、そんな仕上がりになったようだ。的確すぎて、本当にグッサグサ刺さって瀕死状態である。ライター仲間の言語化のすごさ!をしみじみ思い知っている場合ではない。
締切まで時間がない。つまり、凹んでいる時間もない。慌てて書き直した。
仕事が溜まっているので、本当はこんなことをしている暇などない。が、時間がない中で出来ることをやり切って、ライター仲間に再提出。すると「素直な修正力と早さにびっくり。むちゃくちゃ良くなってます!!」とナガオさんに褒めてもらった。うれしい。
まだまだ書き直せるところがあるとは思うものの、とりあえず今のわたしに出来ることは全部した。応募したことでとにかく満足したので、あとは結果が出るまで、ドキドキわくわくを楽しもうと思う。これは挑戦した人だけの特別な権利だ。
今までは、添削にいちいち落ち込んでいたけど、あれは時間の無駄だったのかもしれない。今回、時間がなかったことが、とても良かったように思う。もう「自分の力だけで上手く書きたい」といったプライドなどどうでも良く、さっさと修正するに限ると学んだ。
と、そんなわけで、瀕死の状態から何とか書き上げた記事、ぜひ読んで「いいね!」で応援をよろしくお願いします!!!!
「書くことを仕事にしたい」と願う人にとって、何かしらのヒントになっている…はず!
書くことで、仕事が生まれた──4日で会社を辞めた私が“書いて生きていく方法”を再設計するまで。