ライターに必要なのは、文章力だ。
と思っていたので、文章力さえ磨いていれば、ライターとしてやっていけると思っていた。
けれど、私がライターになりたいと思ったとき、編集プロダクションの社長は私にこう言った。
「ライターに必要なのは、コミュニケーション能力である」と。
そのときは、「いや、書く力でしょ」と思っていた舐めた20代だったので、全く意味が分からなかったのだけど、実際ライターとしてインタビューをするようになり理解した。
インタビューでいい話を引き出せなければ、いい原稿が書けない。どんなに文章が巧みであったとしても、そもそも聞いてきた話がありきたりでつまらなければ、いい原稿にすることは難しい。
逆に、話が面白ければ(面白い視点を見つけられたら)、文章がつたなくてもいい原稿になったりする。
ライターにある程度の文章力はあって当然で、その上でコミュニケーション能力も必要であると社長は教えてくれたんだなぁと後から分かった。
文章力とコミュニケーション能力を駆使して、原稿が書けるようになると、次のステップとして、編集とディレクション技術があるといいのではないかと思う。
この技術があれば、依頼された原稿を書くだけではない、自分の書きたいことが書けるようになったり、自分が書かなくても、ディレクションすることで、必要な原稿が手に入るようになったりする。
自分でZINEを1冊作るということは、編集する・書く・ディレクションするという技術があってこそ成り立つこと。なので、ZINEを作ることで、この技術がどんどん磨かれていくのではないかと思う。
特に、編集とディレクションができるようになると、自分のZINEを作るだけではなく、Webサイトも作れるようになるし、動画も作れたりすると思うし、もっと応用できるようになると、店舗の運営とか、ひいては自分の人生も、自分の作りたいように作れるようになると私は思っている。
私が自分の講座を作れるようになったのも、この編集とディレクションの技術を活かしているから。自分の言葉を「紙媒体」として仕上げるのか、「講座」として仕上げるのか、その違いがあるだけで、根底は同じな気がしている。
とにかくいろんなことに応用できる、編集とディレクション技術。応用するのが難しくて、時々手こずったりしますが、でも基本は全て同じだと思っています。
ZINE講座ではその「基本」を学び、体験してもらえたらいいなぁと思って、実技が盛りだくさんです(使えないともったいないので)。
さて、ここからはいただいた質問にお答えします!
私は紙媒体のZINEでも、Kindleでもどちらでもいいと思うんですよね、作るのは。ただ、ZINE講座では、ZINEにするにしてもKindleにするにしても、どちらにも必要な「書いた文章をどうやって1冊に仕上げるのか?」を学んでもらうので、ゆくゆくはKindleを作りたいなと思ったときにも活かせるのではないかなぁと思っています。
Kindleのことをほとんど知らないので、何も言えないのですが。ZINEができるくらいの素材と技術があれば、ゆくゆくはKindleにする作業も難しくはないのかなぁと考えています。
ただ、Kindleをよく読むなら、Kindleの方がいいのかも。最終的に自分が好きな方を選ぶ方がいいと思います。私はKindleは作ったことはないですが、ZINEの原稿を元に有料noteを作りました!
元となる素材と知識があれば、最終的にいろんなものに変換することはできるのかなと思います。
本講座は「Wordを使って文章を作成でき、日頃から文章を書き慣れている方」を主な対象としています。ライターはもちろん、プロのライターでなくても、ブログやSNSなどで定期的に文章を発信している方や、文章を書いてお仕事をしている方にもおすすめの内容となっています。
ゆくゆくは、「これから書きたい人」向けにもしたいとは思っていますが、今回はnoteやブログなどですでに書きためた文章があり、それをどのようにZINEとして形にするか、実践を通して学べる講座にしたいなと思っています。
私の講座が初めてでも全然問題ありません!
もし、現状で書くことに自信がないという場合は、京都ライター塾のアーカイブ動画を4月から販売する予定なので、それで先に学んでおいていただけると、書くことに関することは網羅できるかと思います!
ZINE講座でも、原稿を書いたり添削したりするワークはありますが、「企画する・書く・文章を直す」の基礎知識があると、より深く、スムーズに講座の内容を吸収していただけるかと思います!
ZINE講座の最新情報をお届けするウェイティングリストはこちらです!現在40人以上の方が登録してくれています!(びっくり!!)