受け身でいたら何も変わらない。自分で取りに行く人生を【東京でセミナーに登壇します】

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3つの会社で働いた後、フリーランスになって一番とまどったこと。

それは、会社員のときは、待っていれば勝手に仕事を与えてもらえたけど、フリーランスは待てど暮せど、自分から取りに行かないと仕事がないということだった。

待ってても全然来ない。

会社員の頃は、「もうやめてくれ」というくらい次から次へと仕事があったのに。駆け出しのフリーライターのところには、一切仕事がこない。

仕事がないということは、収入もないということで、このままいけば貯金もなくなり、家賃も払えなくなり、そうなると一人暮らしもできないし、私はこのままのたれ死ぬのかーと思って、苦手だった営業を必死でした。

いろんなところに「ライターの仕事ください」と言ってまわった。わたし人見知りなんです…とか、営業がちょっと苦手なんです…とかいっている場合ではない。

そうして「自分から取りに行く」ようになって、はたと気付いたことがあった。

これまでの人生、私はいかに受け身で生きてきたか。

子どものころは、誰かが何とかしてくれないかなぁと待っている人生だった。

アイドルに憧れたとしても、自分からオーディションに行くわけでもなく、誰かが私の魅力に気付いてデビューさせてくれないかなぁと思っていた(無理)。

好きな人ができても告白するでもなく、いつかあっちから告白してくれないかなぁと思っていた(それも無理)。

そんな感じのただひたすら待つ、受け身の人生。

そんな大げさなことではなく、例えば友達が遊んでいて、私も一緒に遊びたいなと思っても、「自分から遊ぼう」「まぜて」と言えなかった。

自分からは何も言わずただ誘われるのを待ち、そして誘われないと、何で誘ってくれないんだろう?と一人で憤っていた(意味が分からない)。

フリーランスになってようやく、「あぁ、自分から働きかけなければ、誰も何もしてくれないんだ」と気が付いた。

そこから、やっと自分から積極的に動くようになった。すると、その方がよっぽど早く自分のやりたいことができることが分かった。待たなくていい、自分から行けばいいという、そんな当たり前のことに何でずっと気が付かずにいたんだろう。

あの人と友達になりたいと思えば、遊ぼうと自分から声を掛け、仕事がほしいと思ったら、仕事くださいと手を上げ、どこか行きたい場所があれば、誰かを誘い行く、いなければ一人でも行く。

とにかく自分から働きかける。欲しいものは自分から取りに行く人生。受け身で待つなんて、時間の無駄。

いつか本を出したいと思っている人がいたとして、ブログを書いてたらいつか出版社から声がかかるかもと待ちの体制でいたとしても、まぁ声がかかることはない。

そんなの、よっぽどの才能がある人だけだ。

たとえばインタビューをするときも、受け身でいたら何も引き出せない。書いた原稿を直されたとき「そんな情報は教えてもらっていない」とか「何で教えてくれなかったんですか」とか、ライターは言えないのである。

「それは教えてもらってない。だから書けなくて当然だし、直されるのは不服」ではなく、自分がいい質問をできなかったというだけ。自分からいい素材を取りに行けなかったから書けなかったんである。

フリーライターになったとき、私は29歳。それまで30年近く受け身で生きてきたから、その感覚がすごく染みついていて、なかなか「自分から取りに行く」ように変わるのが難しかったけど。

自分から取りに行く人生は、じりじりと待たなくていいのが精神衛生上とてもよいと思っている。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。