出町柳にある洋館の一室で「私設図書室 わたしの居場所」を始めます!(1)

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紆余曲折、二転三転。洋館を借りることになるまでのお話

洋館が好きすぎる。いつか住みたい…!と思っていた。洋館に憧れ続けていたけれど、でも洋館に住むなんて、壮大な夢を叶えるには、どこから手を付けたらいいのか?皆目見当もつかない。(莫大なお金が必要と思っていた)

銀月アパートメント。入り口には、しだれ桜と文字の消えかけた看板。

北白川に「銀月アパートメント」というレトロ建築がある。そこは昔から学生さんやいろんなアーティストが間借りしていることで有名で、私はときどき、そのアパートで開催されるいろいろなイベントに足を運んでいた。そこで知り合いの知り合いが、お部屋を借りていると知り、「あぁ、本当に借りられんるだ!」と、びっくりした。手の届かない洋館と思っていたのが、家賃も知ると(2.8万円とかだった)断然借りられそうな気がしてきた。

そう思い続けていたわりに、実際に行動に移してみたのは3〜4年前のこと。ずっと在宅ワークをしていたけれど、家とは別の仕事場があるといいなぁと思いついたのと、それなら洋館の物件がいいというのが、やっとここで結びついた。

借りたい物件第1位、まずは「銀月アパートメント」でしょう!

銀月アパートメントはルームマーケットという、ちょっと変わった物件をたくさん扱っているところが管理している。サイトをチェックしてみると、当然ながら人気の物件で、空き部屋はなし。ひとまず担当の方にメールで問い合わせて、空きが出たら教えてくださいと、その日が来るのを待っていた。

そして、何ヶ月後かに奇跡的に!銀月アパートメントの空きがでた!!!真っ先に内覧を申し込んだ。私が一番!と思っていたのに、当日現場に行ってみると、私の前に内覧している人がいた。焦る私。そのいやな予感は見事に的中して、内覧を終えたその人は、その場でそのまま契約をしてしまったのだった。

私は銀月アパートメントを借りることが出来なかった。悔しい気持ちもあったけど、うーんまぁ、しょうがないかという気持ち。実は、その半年後くらいに、その借りていた人が急遽海外に行くことになり、連絡をもらったのだけど、このときは気分が乗らなくて、結局見送ることにした。

そして、銀月アパートメントを知ったとの同じくらいのタイミングでその存在を知ったのが、今回借りることになった洋館だった。ここも人気のため、「ここ数年、空きはありません」という悲しいお返事。でも、もし、もし空きが出たら、教えてくださいね〜!!!と担当の方にしつこくメールをして、私の洋館探しはいったん終了。

その後、全然理想の洋館に出会えず。でも事務所がほしいという気持ちが高まって、私はとりあえず手軽なシェアオフィスを借りて、手を打つことにした。

私が借りたシェアオフィスは出町柳という便利な立地にあって、どこに行くにもアクセスしやすいし、空間もセンスがいいし、カフェオレも飲み放題だし、Wi-Fiもあるし、とても快適だった。オーナーさんもとても気持ちのいい方で、ほかの入居者も感じのいい方ばかり。ここに通うのが楽しみになっていた。

けれど、ただ1つだけ問題があって、私の借りている個室は窓がないのだった。これまた素敵な共有スペースはあるのだけど、私は回りに人がいない環境がよくて、BGMもない無音の場所で原稿が書きたい。

シェアオフィスを借りて4ヶ月。窓がない空間で過ごしてみて、私はちょっと発狂しそうになった。ので、シェアオフィスを出て、新たにマンションの一室を借りることにした。

下鴨の洋館を借りる…?

シェアオフィスの個室で、発狂しそうながら物件を探していて見つけたのが、学生用マンションだった。家賃は希望の5万円以下。冷蔵庫も電子レンジも、テレビも、Wi-Fiもついているという。外観が何より好き!と思い、こちらを借りることにした。

マンションの契約が無事に済んだ3月上旬。友人が、下鴨で洋館が借りられるかも?という情報をいち早く教えてくれた。すぐに見学したい!と連絡を取り行ってみると…

そこはまだ改装はされていない、これから徐々に整えていくという状態の古い建物だった。元はお医者さんの自宅だったそうで、とても大きくて、贅沢な造りの本当に素晴らしい、これ以上ない理想のレトロ建築。こんな貴重な物件、なかなか出会えない。

借りたい…!!!

さっそく詳しくお話を聞くと、私がすでに契約したマンションよりも家賃は若干お高く、しかも設備は当然のことながら、マンションより劣る(現状エアコンなし、Wi-Fiなし)。でも、ずーっと憧れ続けていた洋館の一室を、自分のものに出来る。

私は慌てて、マンションを借りることになっている業者に、今、キャンセルするとどうなるか?を確認。すると家賃1ヵ月分を払えば、キャンセルは出来るとのこと。敷金は丸々返ってくるから、ざっくり計算すると、たった今払い終わった礼金など18万円を諦めたら、キャンセルは出来るという計算になる。

1日もマンション借りずに、18万円、丸ごと損するのか。18万円もあれば、本当にいろんなことができる。海外旅行だっていけるし、エステも行きたい放題。

私はすでに契約したマンションを諦めて、この洋館の一室を借りるのか?それともそのままマンションを借りるのか。

人生の岐路に立たされたのでした。

続く。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。