5月に文学フリマへ出店したときのことを、CORECOLOR(コレカラ)という先輩ライター・さとゆみさんが主宰するサイトで書かせてもらいました。
今回、さとゆみさんが編集者として、丁寧に原稿を読んでくれたことでたくさんの気付きがありました。
ふだん、商業用に書いた原稿は、ばりばりに校正されますし、指摘があった箇所を私はわりと素直に直しますが、エッセイで同じように朱入れされ直してしまうと、エッセイじゃなくなるんだなということも分かりました。
商業ライターとして書く文章には、ライターの個性や色は特に必要ないと思っていて、第三者として黒子となって書くことが求められます。その感覚でエッセイを添削をすると、個性も色もなくなって、まるで面白みがない文章になってしまう。
だから、今回さとゆみさんがしてくれたのは、添削でもないし、校正でもないなぁと思っていて。日本語として多少おかしくても、文法として間違ってても、ときにそれが個性や魅力となる文章があるわけで。
それを指摘されたときに、そのままいくか、直すか。
直すということは、個性となっている「私」である部分を、消す。つまり否定することにもなる。
今回のレビュー記事は、読みづらい箇所や、口語が交じっているところもあるけれど、それを確認してくれた人から指摘があったときに、さとゆみさんが「この表現は、そのままでいいと思います」と、壁になって守ってくれたような感覚があって。文章を通して、「私」という凸凹の個性を丸ごと受け止めて、肯定してもらったような感覚になりました。
商業ライターとしての書き方(と添削)は、エッセイとは全然違うものなんだなぁ。やっぱり私はエッセイの書く方をやっていきたいなぁと、あらためて思ったのでした。
記事でも紹介したZINE「文章を書いて、生きていきたい」は、発送が来月中旬以降となってしまいますが、予約受付中です!
さて、来月7/8からスタートする「京都ライター塾」。
明日6月24日(土)9:30-10:30が、最後の無料説明会となりました。
動画視聴コースで、単発受けるならどれかな?という相談もありました。ZINEのことでも何でも聞いてください〜。
まだまだお待ちしています!!
無料説明会のお申込はこちらから。
「第9期 京都ライター塾」の申込受付は、資料発送の関係から、6/30(金)11時59分まで、とさせてもらいます。