豊能町でライティング講座をしました!〜書くために普段から感度を上げておく〜

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週末に、大阪の豊能町というところまで行って
豊能町公認「トヨノノレポーター」の皆さんに
文章の書き方を伝える講座をしてきました。

講座の最後に参加者の皆さんに
感想を聞いたところ

読み手を悩ませない、「え、それはつまり、こういうことか?」と想像させない文章にするという話が印象的だった、という方が多くいました。

講座の中で、2回読まないと分からない文章は離脱されやすいですよ〜という話をしたのですが。

1回読んでよく分からなかったら、また前の文章に戻ってもう一度読まないといけない。それだけでもう…読むのが面倒くさくなるんですよね。

よっぽど好きな作家さんでもない限り、
「もういいや」ってなる。
書くときはここを意識して工夫するだけでも
より伝わりやすくなるはず。

それで。

講座では実際に文章を書いてみるというワークもしました。

お題は下記から選んでもらうやり方で。

●最近学んだり知ったりして感動したこと
●マイブームや推しなど、夢中になっていること
●お気に入り、好きな飲食店
●オススメの文具や雑貨など、好きなアイテム

いくつか書きやすいと思われるテーマを
挙げたものの、なかなかテーマを
決められないという方もけっこういて、
ふーむそこかぁ…と思ったのです。

「書く」ってことはけっこう自分本位なことで
自分が「どう思っているか?」←ここがないと書くことって、実は何もないのかもしれません。

自分はどう思ったか?
自分に興味を持つこと。

ふだんからここを意識していないと
何も書くことがない。

私は何が好きで
何が嫌なのか?
何を面白いと思うのか?

自分の気持ちに意識を向ける。

ここが意識できていない場合
どんなに書きたい気持ちがあっても、
結局何を書いたらいいのか分からない状態に陥ってしまうんじゃないかなぁと思いました。

自分はどう感じたのか
普段の暮らしから感度を上げておく。
書く作業って、
もうすでにそこから始まっているんだと思う。

何か分からないけど、とにかく書きたい!という人は、そこから取り組んでみてもいいのかなと昨日の講座を終えて思ったのでした。

——–

講座は、何度やっても学びがあって
教えさせてもらえるってことは、
本当にありがたいことだなぁって思います。

受講してくださった皆さま、依頼してくださった豊能町のスタッフの皆さま、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。