息子の中学入学式で思ったこと。

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今日は、息子の中学入学式。

ぶかぶかの制服を来て、ドキドキで向かう中学校。大人数が集う場所が苦手なので、親である私の方が緊張したりして。

で、校長先生が式辞の中で「自分がされて嫌なことはしない。自分がされてうれしいことはしてあげましょう」みたいなことを言っていて、これにとても違和感があった。

自分がされて嫌なことはしない方がもちろんいいけど、自分がされてうれしいことをしても、相手はうれしいとは限らないので、そこは一度確認してからした方がいいんじゃないかなぁって思って。息子にはあとからそう伝えた。が、息子はそもそも校長先生の話は全然聞いていなかった。

「よかれ」と思ってされることの中には、実は相手にとってはありがた迷惑!ってこともあったりするので、何かしてあげる前に、それが相手にとってうれしいかどうか、確認が必要と私は思う。

良かれと思ってやってくれてるだけに、嫌と言いづらかったりして。

私だったら絶対に言わないことだ。

いや、もしかして自分がされて嫌なことも、相手に聞いてみたらされたかったりするのか?

もはや何事も相手に聞かねば分からない。

どんな思想であるかって、こうやって言葉の端々に出るのだなぁと思ったりした。

また別の先生は、東日本大震災のとき、原発事故の災禍で学校に通えなくなった生徒がいるという話をして。当たり前に学校に通えることが、どんなに幸せなことか…という話をしていて、とても共感した。当たり前の日々、取るに足らないなんてことない日を大切に送ってほしいという話に心打たれた。

あと、中学校へ通うこともしんどい、ハードルが高い子もいると思いますみたいなことも言っていて、ハッとした。環境が変わることは、大人もしんどいので、子どもに寄り添ってあげてくださいねって。あぁ、本当にそうだなぁって。

こんな素晴らしい先生のいる学校なら良かったって思った。

新しい環境に子どもが慣れるまで、家ではいつも以上に「いつも」な感じを大切にしたいなぁと思う。

特に息子は人いちばい繊細なので、外で精いっぱい頑張って、疲れて帰ってくるのだから、せめて家ではゆっくりできるように。いろいろできなくても怒らないように。エネルギーチャージできるように。見守れたらいいなぁ(という自分に対する期待)。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

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