小学生になる娘に伝えたいこと。

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昨日は娘の卒園式でした。0歳から通い続けて、6年お世話になった保育園。

コロナウィルスの感染対策のため、卒園式は時間短縮で行われたのだけど、手作りの小さなその会は、おだやかでとてもよかった。

で、子どもたちが、保育園での思い出を口々に発表するときに、その台詞で気になったことがあった。友だちをたくさん作って勉強を頑張ります。とか、そんな感じのことだったと思うけど。友だち、たくさん作らなくてもいいなーと思って、夜一緒にお風呂に入っているときに娘に伝えた。

娘に「小学生になって、友だち作る?」と聞いたら「たくさん作る!」とはりきって答えるので、「友だち、別にたくさん作らなくていいからね」と言った。「お母さん友だち少ないし」。「え〜そうなん?何人?」「5人か6人くらい」

あと「みんなと仲良くしなくてもいいからね」とも言った。

「苦手な人がいてもいいし、嫌いな人がいてもいい。そういう人たちと無理して仲良くしなくてもいいからね。そういう人たちがいることは別に悪いことじゃないし、苦手だと思うなら、そっーと離れておけばいいからね」。

娘は分かったのか、分かってないのか、ふーんって感じだったけど。

あと、こんなことも言った。「先生もいろんな先生がいるし、先生も間違えることがあるから、先生が言ったからといってそれがすべて正解ではないからね」とも言った。

あらゆる先生という存在は、尊敬するべきもの、敬うべきみたいな風潮があるけど、中には未熟な先生もいるし、変な先生もいるし、もちろん間違える先生もいる。

にんげんだもの。

ということは大人になってから分かった。

中学生のとき、本当に大嫌いな先生がいたのだ。

生物の先生だったけど、授業中に「人を確実に殺すときの正しいナイフの持ち方」を教えるとか、マジでちょっとおかしかった。先生に口答えする生徒を教室の後ろに並べて、順番にビンタしていくとか狂気の沙汰としか思えない。

それでも「先生はいつも正しい」みたいなことを叩き込まれていたから、当時は、よく分からないモヤモヤとした、変な違和感しかなかった。

そんな経験もあって、息子には常々そう言ったことを伝えていたけど、娘にも改めて伝えた。「先生だからといって、いつも正しいことを言うわけじゃないし、おかしいと思ったらおかしいと言っていいからね」。

そして最後に「お母さんも間違えることあるからね。お母さんも失敗するし、忘れるし、間違えるから、自分の頭でちゃんと考えてね」。

保育園も小学校も書類に書いてあるいろんなことを見逃してしまって、提出できないこと多々。本当にダメなお母さんだなぁと思うことが多いんだけど、もうそれはしょーがない。だから忘れ物したくなかったら、自分で頑張ってと言うしかない。

同意って何?

最近、Twitterで紹介されていて知った本。子どもと一緒に読みたいなと思って即購入した。

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自分のことは自分で決めていいんだよ。途中で意見が変わってもいいんだよ。同意なしで境界線を超えられたら、イヤっていう気持ちを言葉や行動で示してもいいんだよ。

キミのからだはキミのものなんだ。

大人にも大事なことがたくさん書いてあるなぁと思う。何度でも子どもと読み直したいなと思う。

卒園式の思い出写真

オーダーしてたワンピースを着て。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。