つれづれなるままに雑記。言葉の呪い。

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赤ちゃん、2ヵ月を待たずして首が座りそうなくらいしっかりしてきました。

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さて。上の子はもうすぐ6歳。自己も確立してきて、改めて育児ってどうやってするんだろう?って、今さらながら悩んでいます。まあ母親になってまだたったの6年なので、そんなの分かるわけないのかもしれないけれど。
 

それでも、私は「こんな風に育てたい」という思いが一つだけあって。
それは、子どもに否定的な言葉を使いたくないということ。

私が小学生の頃のことなんですが、家族と山に出かけて、そこで妹と一緒に画用紙に絵を描いていたことがありました。父親が絵を見て、ふと「悠子ちゃん(私)は、お姉ちゃんなのに真理ちゃん(妹)より絵が下手だね」と言ったことがありました。 さらっと。笑顔で。
 

下手だねって!下手と言われたことも悲しかったけど、よりにもよって一番負けたくないライバル、妹よりも下手だねって! 

この一言が本当にショックで、それ以来「私は絵が下手なんだ」 と思って、小学校でも図工の時間がすごく苦痛になったし、絵をうまく描こうとも思わないし(どーせ下手なんだから)上手くなるための努力もしなかったし(どーせ下手なんだし)、というわけで、今でも絵を描くことが苦手です。

息子に「おかあさん、なんか絵を描いてよ」と頼まれても「おかあさん、描けないんだよ~」と断るくらい、今でも絵を描くことが嫌なんです(笑)私が絵を描くと、息子が描いたのか、私が描いたのか分からないレベルです、マジ。ふふ(←もう笑うしかない)
 

今思うと、あれは父親に「呪い」をかけられたんだなぁと。30年経った今でも私をしばる言葉の呪い。 
 

そんなわけで、普段から息子への言葉かけも気を付けているのですが、叱るときはついつい感情的になってなかなか難しい。 
 

で、こないだツイッターですごくイイものが流れてきたので紹介。 発達障害をもつ子どものためにつくられた「声かけ変換表」というもの。健常児にも使えるとあって、確かに~と思い、私すでにこれをプリントアウト。
 

息子に声を掛けるときに真似したいなと思っています。

騒ぐ子供に、「うるさい!」って怒鳴るより、「声をもう少し小さくしてくれる?」と言った方が伝わりやすいし、言われた方も、じゃぁ、そうしようかなって思える。
 

なんでまだ着替えてないんだ、ノロマ。
早くしろ、バカ。
 

とか、なんかつい言いそうになるけど、それって叱ってるんじゃなくてただ怒ってるだけで、「叱ること」と「怒ること」は違うし、そもそも叱るときに怒鳴る必要はないし、相手に伝わるように冷静に物事を伝えればいいし…と自分に言い聞かせて。

上記の声かけ変換表、これホント暗記するくらい読み込んで、参考にしたい。 

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あと言葉の呪いって、大人同志の世界にもあると思う。

知り合いで、会うたびに「どうしたの?今日元気ないね」という人がいました。
最初は、心配してくれてるのかな?優しい人とか思ってたんですが、会うたびに挨拶代わりにそれ言われて、しかもこちらがとびきり元気なときも、それを言う。

そう言われると、ちょっと「あれ?私、顔色悪いのかな」「そういえば、しんどいような?」とかいう気になってきて、元気があったはずなのに、だんだん元気がなくなっていくような気がして。

次第にその人に会うのも嫌になっていったんですが。

ま、私の考えすぎなのかもしれないけれど、私、わりと言霊を信じているし、そんなことに気が付いてからは、物事の悪い面ばかり捉える人とか、ネガティブなことばかり言う人には、近づかないようにしています。

あと、私が今はまっている「オムツなし育児」についても書きたいと思ったけれど、時間切れ!

またの機会に。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。