ちょっと足を伸ばして大阪まで、とあるパン屋さんへ。
カメラマンさんは、久々の再会、同い年のナリタさん。
相変わらず、ひょうひょうとした感じで撮影してくれます。
しかし、ナリタさんの、あっという間に現場を和ます力はすごい。なんだろ、あれ。
紙面では、パンを4~5種紹介するので、購入ののち、
家で試食してから記事を書きます。
ハード系のパン、大好きなので、嬉しくてしょうがない(笑)
で、お店の人の話で印象的だったのが、こういったハード系のパンは、
20~30代の人に、主に購入してもらえるかなとオープン前は思っていたそう。
そしていざお店を始めたら、意外にも50~60代、
団塊世代の人が好んで買ってくれるのだとか。
噛みしめるほどに、おいしさがじんわり感じられるハード系のパンって、
しっかり硬いものを食べて育った人たちには、そのおいしさが伝わるけれど、
今の人たちは、柔らかかったり、甘かったり、そういったパンの方が
受け入れやすいのかなぁ、というお話。
あと、お店に来たお母さんがときどき
「子どもでも食べられる、柔らかいパンはないですか」って聞いてくるのだそう。
いや、歯の弱くなったおじいちゃん・おばあちゃんならいざ知らず、
子どもだからって、わざわざ柔らかいパンを与えなくても…。
という笑えるような、笑えないような話も。
確かに、硬くてなかなか噛みきれないようなものは、子どもが嫌がるから
さくさく食べてくれる柔らかく、口当たりがいいものをあげたくなるのだけどね。
それじゃあ、アゴも鍛えられないよね。 と、興味深く店主のお話を伺ったのでした。
ちょうど昨日の朝日新聞で、
〈私の視点〉「噛まない子どもたち 短い中学校の昼食時間」
という歯医者さんが書いた記事を読んだところ。
→→ 最近の学校の昼食時間は15分くらいと短く、みんな噛まずに飲み込み、
すごい短時間でご飯をたべてしまうといった内容だったかな、確か。
それで、せめてしっかり噛んで食べてもらいたいというのが、歯医者さんの意見。
…ざっくりすぎてスミマセン。
子どもには積極的に硬いもの、食べさせよ。
とパン屋さんの取材に行って、そんなことを感じたり。
やっぱり取材って面白いなぁ。
というわけで、本日も午後からパン屋さん取材へ行ってきます。
向こう一週間分くらいはパンに困らない、な。
記事が発行されたら、またお知らせしまーす。