大学の後期授業スタート【書く力の育て方】オンラインサロンの新メンバー募集中です!

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昨日から、大学の後期授業がスタートした。

学生20人と1年かけて冊子を作り上げる「編集技術」という講座を担当して8年目になる。

学生は夏休みに、自分たちが取材したいお店やスポット、人物にインタビューをして、原稿を書くという課題がある。

企画書を書き、アポ入れをして、実際にインタビュー・撮影もして、原稿を書く。

後期授業の初回、課題はほぼ提出されていた。

京都ライター塾でも同じような課題があるけれど、社会人でさえ怖い、恐る恐るやるような課題を、20歳前後の学生がちゃんと自分たちだけでやってきていることが、すごいなぁと毎年思う。

これから数ヶ月かけてデザイナーさん主導で、原稿や画像データを1冊の冊子にまとめていく。

デザイナーさんのサポートで講座にお邪魔した。

学生は、今後まだまだ文章をブラッシュアップしていくのだけど、私が添削する前に、まずはお互いの原稿を読み合うことをやってもらった。

「取材に行っていない人が読んでも伝わる内容になっていますか?」という問いと共に読んでもらう。

すると、けっこうな人数の学生が、「人の原稿を読んだだけで、自分の原稿の直すべき箇所に気が付いた」とか、「自分の書くべきことが、明確になった」と言う。

そうなのだ。

「書き手」としてではなく、編集者という視点で改めて原稿を読んでみることで、発見がたくさんある。自分のことは棚に上げて、人の原稿を「どれどれ」と読んでみることで、ここが分かりづらいな、ここをもう少し知りたいな?と気付く。

そして、その発見はそのまま自分が書いた原稿にも言える。人のことはよく分かるのだ。

そうやって編集者視点を育てていくことで、人から指摘される前に、自分で文章をブラッシュアップできるようになる。

いや、「人から指摘される前に」と書いたけど、noteやブログに書いている文章に対して、誰かが指摘してくれることはほとんどない。感想をもらえることもまれだ(そもそも誰も読んでいないと思っている)。

だからこそ、自分が書いたものに対して、誰かから感想やフィードバックをもらえる体験は本当に貴重である。

私が主宰するオンラインサロン「京都くらしの編集室」では、まさにこの“読み合い”を日常的にやっている。お互いの記事を読んで、感想を伝え合う。これがそのまま書く力・伝える力を磨いていく場となっているんじゃないかなぁと思う。

そんなわけで、書くことが好きな方、文章力をもっと伸ばしたい方、誰かに読んでもらう場がほしい方は、ぜひお待ちしています!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。