カフェ日杳で定期的に開かれている「月間 左京デ読書」へ行ってきました。
私が参加した第9回のテーマは、
知らなきゃソン! おいしいアート「うつわ」の世界。
京都うつわさんぽの著者、沢田眉香子(さわだ みかこ)さんをゲストに
うつわにまつわる、あれこれを聞いてきました。
民芸の器いいなぁ、とか、北欧のお皿カワイイとか、
そんなレベルの私が話についていけるかドキドキでしたが、
沢田さんのお話は、「うつわとはなんぞや?」というところから。
なんたって、縄文土器から話が始まるのです。
うつわは大きく分けて、陶器・磁器・焼締だとか、
伊万里、古伊万里、初期伊万里の違いだとか、
基礎の基礎から為になる話がいっぱい。
気になるところは、メモしながら話を聞いていたのですが、
「詳しいことは、本に全部書いてありますので~」ということで、
イベントの最後には、結局本を買って、サインまでしてもらうという…。
心に残ったお話を箇条書きでいくつか。
●アンティークのうつわだって、日常使いしないともったいない。
●器は、割れるからこそいいんじゃない、割れたら金継ぎすればいいんだし。
●うつわはおしり(高台)がいいのだから、裏返して見てみて。
●アンティークのお店にいったら、器をもつときに気をつけること…
それは、指輪や腕時計で器を傷つけないように配慮して。
店主の前でおもむろに、指輪や時計をはずすと、
「お?分かってるな!」と思ってもらえる(笑)
などなど。
祇園のいいお値段する和食店なんて、
博物館級のうつわを使っているところもあるんじゃ…
なーんてお話を伺って、取材するときは指輪なんかで傷つけないように
ホーント気を付けようと思ったのでした。
イベントの最後には、沢田さんのコレクションする茶碗で
それぞれがお抹茶をたてて飲むというお楽しみもありました。
沢田さんは茶道もされているそうで、裏千家流にクリーミーな泡をたてる
見本を見せてくれました。見ていると簡単そうなのに、実際にやってみると
これまた難しい!…が、楽しい!
うつわの魅力を楽しむ茶道、やっぱりいつか習ってみたいなぁと思ったり。
案の定、予定時間を過ぎてもなかなか帰れない、楽しい時間が過ごせました。
沢田さんの著書「京都うつわさんぽ」には、うつわのいろはから、
いろいろなうつわを扱う雑貨店、ギャラリーなどがたくさん載っているほか、
うつわ使いの気になるレストラン、カフェなども紹介。
写真満載で、詳しく説明も載っているので、勉強になるわ~と熟読。
今すぐにでもうつわを買いに行きたくなります。
次回の「左京区デ読書」は今週末1月29日(土)
2月も3月も、楽しそうなテーマが続きます。
詳しくは、ヤマグチノリコさんのブログにて→●