note更新しています!一人の時間がないと死ぬ。

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先週、あまりの切羽詰まった状況に、こんなnoteを書きなぐるようにしてアップしたところ、思っていた以上に反響があって驚いたのでした。

結婚する前、夫は仕事が終わると毎日毎日
私が住むアパートを訪ねてきてくれた。

会いに来てくれて、うれしかったんだけど
比喩じゃなくて、
本当に毎日毎日やってくるので、
私は一人の時間が全くなくなってしまい、
辛くなり、ある日告げた。

「毎日、来ないで」

そういうと夫は、心底驚いた顔をして
「何で?」と言う。

なんで?なんで??

だって…私の時間がなくなるから。
一人で静かに本も読みたいし、
自分と向き合って日記も書きたいし
とにかく、ひとりでやりたいことが
たくさんあるから。

と言うと、たしか夫は
「それは別に俺がいてもできるやん」
とか言ったような気がする。

いや、いてもできるかもしれないけど、
いない方がいい。

とにかく私は一人になる時間が必要なんだ
というと「俺はべつに一人の時間はいらない」
という。

いらない? いらないの???

私は一人の時間がないと死ぬ。

誰にも気兼ねしない、私だけの時間。

いうなれば、

私の、私による、私のための時間、

みたいな。

どうにか分かってもらおうと
いろいろ説明していたら、
夫はしぶしぶ納得してくれたようで
その日から1日おきにくることになったのか?
週に1回「私の日」を設けたのか?
もう10年以上も前のことなので
忘れてしまったけれど。

そうして、ようやく私は
私のための時間を確保したのだった。

あのとき、
あぁ、世の中には
別に一人になりたくない人もいるのだな、
と初めて知った。

夫は今でも、自分一人で過ごすことになったら
たまに、こんなことを言う。

「え? 俺一人で何したらいいの?」

私が子どもを連れて外出するときとか、
出張で遠出するのに新幹線に乗ってる数時間とか。

何したらいいのかと、
私に聞く意味がまっったくもって分からない。

だって、一人で、何をしてもいいんだよ!?

天国じゃない????
パラダイスでしょう!!
神様からの贈り物かもよ???

私なら溜まった本を読むか、読書するか、
小説を読むか(とりあえず読みたい)、
映画を見るか、寝るか、散歩に行くか、
ブログ書くか、手帳タイムにするか、note書くか。

一人でやりたいことが
山ほどあるんだけど。

—–

なんでこんな事を書いているかというと
最近、仕事に忙殺されていて
自分の時間がほとんどとれず
せっかく、朝に早起きをして
「手に入れた!」と思った朝時間さえも
子どもたちが起きて
邪魔されるということが続き、
死にそうになってるから。

寂しいとウサギは死んじゃう
って聞いたことがあるけど、
私ももうすぐ自分の時間が取れず死ぬ。

私の時間。

こういう感覚の人が子どもを産むと
本当に大変で、
子どもが生まれてすぐの頃は
トイレの中にまで子どもが付いてきて
ホント発狂しそうだったけど。

世の中には
こんなひとがいるんだよ〜、ってことで。

世の中には、どっちの人が多いんだろうな、
私タイプの人と、夫タイプの人と。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。