鳥羽「海の博物館」佇まいが最高!…3世代で楽しむ伊勢旅02

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text by:江角悠子(@ezu1030

伊勢旅01からの続き。絶景レストランでの食事を終え、次に目指したのはこれまたパールロードの途中にある「海の博物館」。これも「ことりっぷ伊勢志摩」でチェックしていたもので、載っていた写真がとても美しかったことから、ぜひとも寄りたいと思っていたところ。建物へのアプローチからしてすでにいい感じ!

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鳥羽「海の博物館」へ

なんでも、海の博物館は内藤廣設計で日本文化デザイン賞、日本建築学会賞、芸術選奨励賞、公共建築百選、吉田五十八賞など受賞しているとのことで、建築物に興味があるわたくしとしては、資料よりもまず建物が気になったのでした。

石垣があったり、海をイメージしたのか砂利の上に船の形をしたものがあったりと、建物に入る前からとにかく興味が尽きない。

 

 

 

木造船や海女さんの資料などなど充実の展示

展示されているのは、三重県の海に関わる民俗資料約6万点と、見応え充分!どんな魚が採れるのか、こんな魚市場みたいな展示があったり、

海女さんが海に潜る様子がこんな感じで紹介してあったり(決して空を飛んでいるのではなく)。海女さんを紹介した10分ほどの動画も見せてもらいました。重りを持って、ピーっと深く深く潜っていく海女さんがかっこよくて、私もいつかあんな風に深く潜ってみたいなと思ってみたり。素手でアワビやサザエを採る様子を見ていたら、何だか私まで息を止めてしまって息苦しくなったくらい。

昔々の潜水艦もあって、中に入ってみることもできました(夫と息子は入っていたけれど、閉所恐怖症の私には無理)。

草間彌生のかぼちゃを連想させる何か。

圧巻だったのは、木造船を収蔵した「船の収蔵庫」。全国各地から集められた木造船100隻がこんな感じでどどーんと並べてあります。

海女さんが漁の後に一休みする小屋を再現したところに入り込んでいます。狭くて妙に落ち着く。

 

敷地内には、建物が全部で6棟に分散配置されていて、建物を出たり入ったり、お庭を通って移動しながら見ることで、私はもちろん、子どもたちも最後まで飽きることなく楽しめました。建物と建物の間にあるお庭も素晴らしく、そこにいるだけで気持ちいい風が吹き抜けていって、まるでパワースポットに来たかのような心の安らぎを得たのでした。ホント。私はまたここへ行きたい。

そうだ、展示されていた資料の中に、真珠のミキモトの創業者のことが紹介されていたのですが、その御木本幸吉さんの言葉がすごかった!思わずメモしたくらい。どんな言葉かというと。

真珠で世界の女性の首を絞める

甘美な感じと危うい感じが同居してて、なんかシビれました、この言葉。御木本幸吉さん、かっこいい。

併設されたカフェあらみ

博物館入口のすぐ前にはカフェが併設されていて、結構な広さのある博物館を歩き回った後、こちらで休憩。

地元作家さんのカップで提供されるコーヒー。深煎りでおいしかった!

海の博物館、3世代とも存分に楽しめる、何とも魅力あるスポットでした。楽しかったー!

さて、見終わった時点でまだ15時くらいだったけど、早めに旅館へ行ってゆっくりしようということで、いざ旅館へ。

03へ続く。

海の博物館

〒517-0025
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
0599-32-6006
http://www.umihaku.com/

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。