自主開催での「ワンデイZINE制作講座」が無事に終了しました!

今回会場となったのは、京都ライター塾の最終講義もした場所「京都国際会館」。この建物、空間があまりにも気持ちよく、再びこちらで何かをしたいなぁと思っていたのですが、それが3ヶ月も経たないうちに実現!


京都で開催するので、京都の方が多いかなと思いきや、意外にも来てくれたのは県外の方ばかり。石川、兵庫、広島、滋賀から、はるばる京都の北の果て(会場は、地下鉄の終点)まで。本当にありがたい…!!
4人と少人数だったので、ワークにもしっかり取り組んでもらい、私からも受講生同士でも、フィードバックが活発にあって、皆さんどんどんと自分の作りたいZINEが形になっていっていました。

何も決まっていない。漠然としている…でも、とにかく作ってみたい!という熱量で参加してくれた方もいたのですが、ワークを進めるうちに具体的なテーマが出てきたり、しつこく深堀していくうちに、徐々に輪郭が見えてきたり。




講座が終わる頃には、皆さん、ZINEの台割(冊子の各ページの構成内容や配置を決定する設計図)まで書きあげていた。
あとは、その設計図に従って、文章を整えたり書いたりすれば、もうほぼほぼZINEは完成です!
ワンデイ講座が終わってから、この講座のLPを作ってくれたサポート係の北裕実さんにも、「無事終わったよ〜」の報告をしたところ、「え、台割までできるなんて、すごい」という感想をもらった。そう言ってもらって、「そうか、すごいのか…」と思い。
なぜゼロの状態から、たったの1日でテーマを決めて、章立てをして、台割まで作ることができたのか、その理由を考えてみた。
ワーク中、皆さん、本当に頭を悩ませていて、ああでもない、こうでもないと、筆が進まない。そのとき私が伝えしたのは、「(仮)でいい」ということだった。
仮でいいから、ひとまず1つ決めて、そこから次を考えてみる。テーマに迷っても、仮定でいい。(仮)で決めて進んでいくということをひたすらワークではしてもらった。
そうしないと、私が次に伝えたい、さらなるワーク(2)ができないからというのもあったけど(笑)、振り返ってみると、それがよかったのだと思った。
ひとまず、(仮)で無理やりにでも決めて進む。進むと、新たに見えてくることがある。やっぱりこのテーマじゃないとか、あ、意外とこのテーマで伝えたいことがたくさんあったとか。
次のコマに進むことでしか見えない世界がある。次の世界がチラッとでも見えると、それがまた次に進むためのヒントになったりする。ヒントをもらって次に進む。するとまたそこに新しいヒントがある。また進む。
進んでみて違ったら、また元に戻って、今度は選ばなかったもう一つの方に進めばいいのだ。
とにかく、「決める」ことが肝心。決めればあとは進めばいいだけ。
(つたなくても)ZINEを何冊も作ったことがある私からのアドバイス、同じ受講生仲間からのフィードバックにヒントがたくさん隠れていて、後半のワークは皆さんどんどん書けるようになっていた。どれもその人らしさのつまった、その人にしか作れないZINEだと感じた。
夕方には、もうZINEができたも当然かのような、ZINEを売り出すときにキャッチコピーまで完成していた。
そんなワンデイ講座の体験を、受講生がこんな言葉で表現してくれました。
自分の(錆びついた)脳の歯車がギシギシと動きだす
「実際に現場で人に会う」ことで、具体的なものがポンと出てきた!
決めて、行動する。
これがZINEじゃなくて人生の場合、会社を辞めるかどうするか、離婚するどうするか?と大きな決断になって、元に戻って「選択し直す」ということはできないけれど、ZINE作りでは、いくらでもやり直しがきく。
ZINE制作は「決める→行動する→軌道修正する」を小さく何度も繰り返すプロセス。だからこそ大きな決断よりずっと気軽に“練習”ができます。私は、ZINE作りをすることで「決める」「行動をする」の練習をしてきたのかもしれないなぁと思ったりした。
つまり、ZINEが作れるようになると、人生も決断して進めるようになるんじゃないかと。私がそうだったから。(仮)でも前に進んでいる。

「旅する編集室」をしたい!
というわけで、自主開催のワンデイZINE制作講座がとても楽しかったので、これで全国各地を回れないかなぁと妄想中。「旅する編集室」というネーミングは浮かんでいたのだけど、何ができるか?まだ見えていなかった。が、これならできそうじゃないか??(仮)
・4人以上集まれば、全国どこへでも出張開催します。
・会場はご指定でも、ご相談いただいてもOK
・内容は「編集 → 印刷 → 販売」全工程を1日で一気に体験できるフルパッケージ
やってほしい!と思ったら、まずは気軽にお問い合わせフォームからメールを送ってみてください。リクエストが集まり次第、あなたの街が 「旅する編集室」の次の目的地になる!とかいいなぁと考えています(全部、仮)
そんなわけで、お声がけ、お待ちしていまーす!