大人もハマる、ごろごろどうぶつしょうぎ。

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息子が保育園で遊んでて、すっかりはまっているもの。
それは「ごろごろどうぶつしょうぎ」。

基本的なやり方は将棋と同じ(らしく)、
駒は、犬とか猫とか可愛らしい動物になっています。

囲碁は父に教えてもらって小さいころにやったことがあったものの、
私は将棋というものを全くやったことがなく。
なにをどうして、なにがどうなれば勝ちなのか、
この動物将棋にて初めて知りました。

要は、駒を進めて行って相手方のライオンを取れば勝ち。

どの方向に駒が進めるのか、全部●印が入っているので、簡単。
(大人の将棋には、書いてないもんな)

そして、将棋初挑戦の38歳のわたくし、6歳の息子と本気でやって、普通に負ける。
子どもなんだから、勝たせてあげようとか全然思ってないのに、あっという間に負ける。

この敗北感なに。

なんでそんなに強いのー?と聞くと、
息子は、この駒を置いたら相手がどう出るか、2つ先、3つ先の手を読んでいるとか。
すごい、成長したなぁ息子。

私は先を読むのが面倒で、まぁせいぜい相手が次どう出るか、
ちょっと考えてみて、ま、どうにかなるか
ってな感じで駒を進めるので、あっという間に負けるのです(当たり前)

先を読むの面倒…とか言ってる時点で私は将棋に一切向いていないと思われますが、
そこは大人なので何度かやるうちに勝てるように。

最初は私に「本気でやってよ、おかーさん(笑)」とか調子こいてた息子ですが、
負けると本気で怒るし、ごねるし、泣くしで。ものすごく面倒なことになります。

私が勝ちそうになると、「あ、ちょっと待って」と2個くらい元に戻して
自分の都合のいいようにやり直そうとするので
「ちょっ、それは無理」とか、よくケンカに発展します。

言い合っているのを見かねた夫には、「だから、もう止めたら」と毎日言われていますが。

子どもと対等に遊べる「どうぶつしょうぎ」、面白いです。


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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。