大人のお仕事図鑑的な…初の「ナレーション録り」に立ち会いました。

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最近は、動画関係のお仕事が増えつつあります。
私は、動画の撮影も編集もできませんが、
動画全体の流れを考えて台本を作ったり、テロップ原稿を考えたり、
といったことをやらせてもらっています。 

フリーランスになりたてのころは、紙媒体のお仕事ばかりだったんですが、
あるときガタッと紙媒体のお仕事が減り(笑)、WEB媒体での仕事が増え、
で、WEBでは写真から動画へと、何だかいろいろと
めまぐるしく移り変わっていっているのを感じています。

それで先日、動画にナレーションを付ける「ナレーション録り」に
初めて立ち会ったのですが、これが、ものすごく刺激的で楽しく
素晴らしく感動的だったので、記録しておこうと思います。

お世話になったのは、ナレーション録音スタジオを運営する「有限会社ティーボーン」というところ。

テレビとかでよく見るようなスタジオに初めて足を踏み入れドキドキ。

作業をしてくださったのは、代表の奥野さん。
働く後ろ姿があまりにかっこよく…。お願いして撮らせてもらいました。

ナレーターの方を探してもらうのも、手配してもらうのも、奥野さんにすべてお任せしたのですが、
「男性で、こんな感じの声の方をお願いします」とサンプル音源をお渡ししたら、
「あぁ、この声の方は、●●さんですね」と声を聞いただけで誰なのかすぐに言い当てられて、まずビックリ。
(私はどこのどなたか全然分からず、お願いしていたのに) 

で、この日は、こちらが編集した動画を見ながら、ナレーターさんに声を入れてもらうという作業をしました。
最初に、ナレーションの読み方はどうしますか?と聞かれ、ドギマギ。

え、普通に読んでもらうんじゃだめなのだろうか。

と思ったら、少し明るめにテンション高く原稿を読むのか、
それとも、落ち着いた感じで渋く原稿を読むのか。
読み方ひとつとっても、いろいろあるわけで、この映像にはどんなナレーションでいきますか?
ということを聞かれていたのでした。

それで、ナレーターの方が(これまた発声が私たちと全然違って、ホントいい声!)、
いろいろバージョンを変えて原稿を読んでくださって、聞いていたらこれまた全然イメージが違う。

声の表現にもいろいろあるんだなぁと感動。

さらには、「20~30%」と書いてある原稿を、
「20パーセントから30パーセント」と読むのか「20から30パーセント」と読むのか、
「約10分ほど」の「約」は、発音すると「ひゃく」と聞こえてしまうこともあるので、「およそ」に直しましょうとか、
(目で見る文章と、耳で聞く言葉はまた違うのだなぁと思ったり)
そうして、細かくチェックしていって、一番聞きよい原稿に直していっていざ本番。

ナレーターの人が動画に合わせて原稿を読むと、
動画に一気に命が吹きこまれたように見えました。すごい。

それで、私たちの耳にはなんの違和感もなく聞こえていたナレーションも
プロの方には、「さっきの終わりと、今の始まりのテンションがちょっと違っていたから、
合わせてもう一回」とか(…私には、どう違うのかよく分からない)
「後半から少しペースがゆっくりになっていたから、前半に合わせてもう一回」とか。

そんな感じで5分ほどの動画のナレーションを撮るのに、約1時間ほどかけて終了。

ナレーション録りって、ものすごく大変なんだな!って実感しました。

そんな体験をした後に、TVのバラエティを見ていたら、
「この映像作るのに、すごく時間かかっただろうな」とか、
「ナレーターの人、テンション高く原稿読んでる」とか、そっちの方に興味が湧いたりして(笑)

この世の中には、いろんな仕事があって、いろんなプロの人がいるんだなぁと感動。
またこんな面白い仕事ないだろーか。 

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。