一昨日は、新年一発目の大学の授業でした。春から始めた冊子づくりも入稿直前。最終チェックの段階にはいっています。
本来なら、1月最初の授業で原稿の最終確認をして、翌日には入稿する予定だったのですが、最終確認のはずがあまりにも修正が多く、今週末の入稿を断念…。
表記の統一ができていなかったり、写真とキャプションがあっていなかったり。先方校正の修正を言われるままに直したら、意味が分かりにくくなっていたり。
見れば見るほど、直すべき箇所が出てきて、修正作業がエンドレス!!!
学生も、はじめのうちは見逃していたちょっとしたミスを、何度も何度も確認するうちに目が肥えて、鋭く見つけられるようになり、結果、見直せば見直すほど修正個所が出てくるという。エンドレス!!(2回目)
今回の授業で、私が最後の最後まで、それはもう重箱のすみを突つくかごとく指摘していて、いい加減うんざり…という学生もいるような気がしたんだけど。
私は冊子づくりをするにあたり、1ミリも妥協したくないと思っていて。そこが学生との温度差なんだなぁと思ったのでした(もちろん同じ思いで取り組んでくれている学生もいる)。この授業の前任者には「これは編集技術の授業なのだから、文章に細かくこだわっていたら授業が進まないよ」というアドバイスをもらっていた。文章の善し悪しなんていいだしたらキリがないのだけど。やはり最低限の読みやすさ、意味の通る文章というものはあって、そこは死守したいなぁと思う。
私って面倒くさい先生だろうなと思いつつ、でもせっかく冊子を作るんだから、絶対に納得のいくものを作りたいし、冊子を読んでくれる読者に対しても期待を裏切りたくないし、楽しんで読んでもらえるものにしたい。
100%の実力で作るんじゃなくて、120%の力を発揮して、全身全霊で作りたい!!!
というのがすでに暑苦しくウザく、面倒なやつなのかもしれないけど。
でも、いつもそんな思いで文章を書いてるし、ライター仕事に取り組んでいるので、そんなのも授業を通して伝わったらいいな…と思う。