【ワンデイZINE講座を開催します】ZINEを作るとは?ゴールをどう設定するか。

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\10/24(金)恵文社でワンデイZINE講座!/
あなたの書いた文章をZINEにしませんか?

原稿の編集から、構成の考え方、紙ならではのレイアウト
の工夫、そして完成後の発信・販売方法まで。

講義と実践ワークを通して、自分だけのZINEを一人で作る
力を身につけましょう。

詳細・お申込はこちらから
https://zineseminer.my.canva.site/zine-oneday

自分のZINEを初めて作ったのは2020年のこと。私の好きな京都の洋館を紹介するというものだった。

そのZINEは元々100部印刷する予定だったのが、デザイナーさんが間違えて注文して、250部印刷してしまった。何も知らなかった私は「ま、すぐになくなるだろうと」簡単に考えていたのだけど、当時、私はネットショップも開設していなかったし、本屋さんに直接置いてもらえたのも2箇所くらいだったし、在庫は全然なくならなかった。

文学フリマで販売しても、せいぜい30部程度(30部も売れたら大成功だ)。

ZINEが売れない=在庫がずっと大量に手元にある=人気がない=江角悠子はダメなヤツと認定されたようで、そのうち部屋に置いたままのZINEを見ることも辛くなって、最後は紹介させてもらった洋館に寄付をした。

そのときに強烈に思ったのが、ZINEは作ったあとが大事!!!どう届けるかまでを設計しないと、読んでもらえない。

そう思って、この夏に開催した「ZINE制作講座」では、作った後のことも伝えねばと「販促マーケティング、出店準備」として講座にしっかり盛り込んだ。

その後、私のZINEは何軒かの書店に置いてもらえるようになり、文学フリマでも販売し、オンラインショップでも売上げるなどして、一通りいろいろやってきて今思うのが、一周まわって「ZINEは別に売れなくてもいいのでは?」ということだ。

そもそもZINEは、ちゃんと製本されてなくてもいい。家のプリンターで白黒で刷ったやつをホチキスで留めたものでいい。

自分が作りたいと思ったものが、形になっていれば何でもいいはずなのに、値段を設定して、販売することを視野に入れると、どうしても、「そんなレベルでは…」という思いムクムクと沸いてきて、モノづくりの邪魔をする。

こんなにお金をかけて作ったら、元が取れないとか。売上と労力と見合っていないとか、ものすごくケチなことを考え出す。そんなのは商業出版ですればいいことで、ZINEは本来もっと自由なものなのでは?

最近そう考えるようになった。せっかく好きで作っていたのに、自分でつまらなくしているような感覚がある。

売れなくてもいいから、もっと「自分だけの好き」が詰まったZINEを作りたい。売れるかどうかなんて関係ない。人の顔色なんか窺わず、私が本当に作りたいと思うものを作りたい。と、最近は思う。「そんなの売れる訳ないじゃん」というようなZINEを無邪気に作りたい。

と、そんなわけで、ZINE作りに興味があるという方、1日でそのやり方をぎゅっとお伝えするワンデイZINE講座を来月、京都で開催します!

会場は、全国的にも大人気の本屋・恵文社!

今から取り組めば、来年1月に開催される「文学フリマ京都」への出店も間に合います〜。自分の書いた文章をZINEにしてみませんか。2冊目が作りたいというリピーターさんもお待ちしています。


詳細お申込はこちらから!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。