書くことを仕事にしたい人のためのライター塾
「書くを仕事に!京都ライター塾」を主宰する
フリーライター歴14年の江角悠子です。
依頼の途切れないライターは、どんな風に原稿を書いているのか?
一度仕事をしたクライアントに
また仕事を依頼したいと思ってもらうために
今すぐ実践できる書き方術をお伝えする
90分のプライベート・ライティング講座です。
2021年、書けるライターがますます求められる時代に
依頼が途切れないというのは、ひっきりなしに新規のお仕事の依頼があったり、一度お仕事をしたところがリピートして何度も仕事を依頼してくれたりすることをいうと思うのですが。
新規のお仕事をたくさんもらうことより、一度でもお仕事をした会社から何度でも依頼してもらう方がはるかにハードルが低いです。なので、ライターを始めたばかりの人は、まずここに注力するといいのかなと思います。
では、一度仕事をしたクライアントにまた仕事を依頼したいと思ってもらうために、依頼の途切れないライターが何をしているかというと
クライアントの期待通りの原稿を書く
もしくは
クライアントの期待以上の原稿を書く
これに尽きると思います。
そんな原稿が書けるライターさんなら、ぜひまた仕事をお願いしたいと思うはずです。
私自身、いろんなライターさんに原稿をお願いしてきましたが、新しい書き手をゼロから探すのは大変で、一度仕事をお願いして、確実に応えてくれた人には、ぜひまたお願いしたいと思うのです。
では、クライアントの期待通り、期待以上の原稿を書くにはどうしたらいいのか?
このような迷いや失敗はありませんか?
初めて依頼を請けたとき、「どんな原稿を書けば正解なのか、分からない」と不安になることはありませんか?
どんな原稿が正解なのか、またクライアントが自分に何を期待しているのか分からなければ、クライアントに直接聞けばいいのです。
自分に何を期待しているのか? というのは、たとえば以前私が担当した富山のレトロ建築を紹介する記事…
これは私が洋館好き、レトロ建築好き、だったため依頼してもらったお仕事。それならば、記事内でさらりと洋館を紹介するよりは、洋館への愛を熱く語る方が求められているのかも知れない。
また一方で、「とにかく急ぎで原稿をあげてほしい」という依頼だった場合、120点の原稿を遅れて提出するよりは、80点の原稿でもいいから、とにかく締切までに原稿をあげること求められるでしょう。
クライアントが自分に何を期待しているのか?
また、原稿に何を求めているのか?
事前に丁寧にヒアリングすることが、期待に応えた原稿を書く第一歩となります。
自分に何を求められているか?ということは、依頼してもらった時点で確認して把握します。
そしてどんな原稿を書けば正解なのか?について。
私が記事を書く前に必ず意識していることは次の4点です。
●この記事は誰が読むのか?
●文体はどうするか?
●この記事を通して何を伝えたいのか?
●読んだあと読者にどうなってもらいたいのか?
ここが曖昧だと、原稿に何を期待しているのかが不明で原稿を書きすすめることも難しいため、クライアントにも最初にこの4点をヒアリングします。ここがすべてクリアされて、残らず明記されている原稿なら、ひとまず正解の原稿になると思います。
依頼された内容について根掘り葉掘り聞くと、「分かってないライターだな」と思われそうで、怖くて聞けない時期があったのですが、こちらで勝手に意図を想像して書くよりも、はじめからクライアントに意図を確認しておけば、原稿のミスマッチも事前に防げます。
クライアントに臆せず聞くことができるのも、依頼が途切れないライターの条件といえるのかも知れません。
それらをすべてクリアして、書いてほしいと言われた以上のことを書けるライターさんはもうそれだけで素晴らしいのですが。
クライアントの依頼した内容を理解し、さらにその目的を達成するために、これまでにない視点、書き方を提案できたり、そもそも目的を達成するために、何を書くかを企画できるライターさんもいます。こういうライターさんはクライアントが手放さないと思います。
プロのライターなら、期待通りの原稿は書けて当たり前。それを超えてゆけるライターこそが、依頼の途切れないライターになっていくのかなと思います。
依頼が途切れないライターのコミュニケーション
講座の中では、上記のような具体的な原稿の書き方に加え、仕事を請けるとき、請けたあとその前後でのコミュニケーション術についてもお伝えします。
期待どおりに書けたとしても、そういうライターさんはざらにいますし、プロならそれが当然です。では同じようなレベルのライターさんがたくさんいる中で、選ばれるライターになるには???
それは、
期待以上のライターになるということ
こう言うと、まず一番に原稿のレベルを高める、という方法を思いつくかもしれませんが、選ばれるライターになるには、実は、文章力以外のこともすごく重要だと思っています。
たとえば、こんなライターさん。
●メールを送ったらすぐに返事をくれる
●ワード原稿が[リード][本文]など、項目ごとに分けてあり読みやすい原稿をあげてくれる
●記事に合わせたイメージ写真をいくつかピックアップ、提案までできる
●礼儀正しく、電話やメールのやり取りもスムーズ
●原稿には誤字脱字が絶対ない
●修正の依頼をしても気持ちよく対応してくれる
あなたがもし原稿を依頼する側になったとして、同じレベルの原稿を書けるライターさんが2人いたとしたら。
返事が遅い人よりは即レスしてくれるライターさんに仕事をお願いしようかと思うでしょうし、どんなに原稿のレベルが高くても、態度が悪いライターさんとはやり取りしたいとは思わないのではないでしょうか。また、依頼した原稿だけ上げてくれるライターさんよりは、写真の提案までしてくれるライターさんの方が助かるから、無意識にそのライターさんを選んでいるかもしれません。
私たちは機械相手に仕事をしているわけでないので、結局さいごは「人となり」じゃないのかなぁと思うのです。
クライアントさんに「あ、またこの人と仕事をしたいなぁ」と思ってもらえるかどうか。依頼が途切れないというのは、ここが肝になると思うのです。
仕事を一度依頼してもらっても、そのあとが続かない…という場合、もしかしたら、問題は文章力じゃないのかも知れません。最初のメールのやり取りからして、どんなライターなのか、見られていると思っても良いと思います。
1月に実施する単発のライティング講座では、上記のように、文章術だけではない、すぐにでも取り入れられる具体的な方法をお伝えします。書くことはもちろん、それ以外のちょっとした気持ちいいコミュニケーションの積み重ねが、依頼の途切れないライターになる近道だと思うのです。
今年登壇させてもらったら宣伝会議のライティング講座でも
・「書く」ために何をするかを分解でき、頭の中を整理できた
・実体験をもとにしたお話は大変分かりやすかった
と好評だった、書き方のエッセンスを90分に凝縮してお伝えする単発のライティング講座。14年のライター歴の中で会得した、クライアントに喜ばれる書き方術のエッセンスをぎゅっとまとめてお伝えする、盛りだくさんの90分です。
受講について
◉ 日時
90分の単発講座です。受講のご希望日を3日ほどご記載ください。
◉ 受講方法
オンライン(zoom)
◉ 講師
書くを仕事に!京都ライター塾
江角悠子
◉ 受講費用
18,000円(税込)
プロフィール
京都在住 フリーライター/編集・文筆業 ときどき大学講師
さまざまなウェブメディアや『anan』『婦人画報』などの人気雑誌で執筆。2017年に出版された仲間との共著『京都、朝あるき』が好評発売中。また、同志社女子大学で非常勤講師として編集技術を教える他、ライター同士の研鑽とつながりを作る場「ライターお悩み相談室」も開催。2020年からはライターを目指す人を応援するべく「書くを仕事に!京都ライター塾」をスタート。2020年1月にライティングを担当した本「亡くなった人と話しませんか」が発売。増刷に次ぐ増刷で11刷、現在は9万部を突破。2020年1月から「書くを仕事に!京都ライター塾」を主宰。ライターになりたい人を全力で応援するべく奮闘中。